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平成28年6月議会 本会議・討論

【 平成28年 6月 定例会(第2回)-07月01日-05号 】
(芦屋市HP 芦屋市議会会議録検索 より転載)

◆11番(中島かおり君) =登壇=司法修習生の待遇改善と修習期間中の給費制の復活を求める意見書について、賛成の立場で討論いたします。
 修習生に月額約20万円などが支給されていたものが、返済義務のある貸与制への移行が裁判所法改正で決まったのは、2004年。それから、さまざまな経過を経て2016年に至っているようです。
 混沌しつつあると感じられる世界において、日本が存在感を示し、リーダーシップを発揮するために求められる人材は、多くの分野、世界にまたがりますが、法曹という人材もまた大変重要ではないでしょうか。多様な人材を確保し、充実した修習を確保するためには、御本人の努力だけでは限界があります。
 最も重要である財源をどうするのかという考え方がありますが、委員会質疑におきましては、提出者は意見書の提出先である国がその立場で考えることではないかということでした。そして、国の政策判断によって数字についても多少変動があるということで、平成19年であれば、予算は100億円ぐらいであったとのことです。
 いずれにいたしましても、決して少なくない予算であることは承知をいたします。
 しかし、経済財政諮問会議での答申を経て、既に6月2日に閣議決定されています。「経済財政運営と改革の基本方針2016」、600兆円経済への道筋、いわゆる骨太の方針に司法分野について触れられており、私は、法科大学院に要する経済的・時間的縮減や司法修習生に対する経済的支援を含む、法曹人材確保の充実、強化、法教育の推進が盛り込まれていることを確認させていただいております。
 具体的なことはこれからになるかと思いますが、ひとまずは意見書を提出することにつきまして賛成し、今後もどのような内容で進むのか、注目してまいりたいと思います。
 賛成の討論といたします。