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平成29年12月議会 一般質問


【 平成29年 12月 定例会(第4回)-12月12日-02号 】
(芦屋市HP 芦屋市議会会議録検索 より転載)

◆11番(中島かおり君) =登壇=こんにちは。皆様、本日はようこそ芦屋市議会にお越しくださいました。中島かおりです。
 それでは、通告に従いまして、4項目について質問してまいります。
 最初は、ガバナンスについてです。
 部署をまたがった政策判断については、どのようにされているのか。芦屋市においては、意思形成過程を情報非公開の要素としておられますので、詳細については想像するしかないところです。
 9月議会において取り上げたところでもあり、詳細は議事録に譲るといたしますが、「政策決定は将来負担に留意しつつ、その政策目的の重要性と緊急性を総合的に検討し、必要に応じて関係機関とも協議を重ねた上で、私が最終的に判断しており、議会、市民の皆様には速やかに公開し、説明責任を果たすよう努めているところです」と市長からお答えをいただいております。しかし、総合的に検討し、協議し、判断するための資料等を含めた材料に疑問を持つところです。
 9月議会の質問時に取り上げました東芦屋町の入札の案件ですが、不幸なことに入札を担当する部署と市民との間には、経緯経過を含めた認識にかなりの開きがあり、お互いがたくさんのエネルギーを費やすこととなりました。
 住民が開催を希望し、ようやく実現した説明会においては、出席された部長におかれましても、経緯経過に対する認識が不足していたことについて市民におわびされ、丁寧に説明をされました。しかしながら、このように毎回、市民が説明会開催を呼びかけ、それを受け入れられるかどうかも含めて不透明なことです。
 それよりも、このようなことになる前に、行政内部において、それら経緯等について、部署をまたがっていたとしても伝え、共有することが可能とすることはできないものでしょうか、お聞きいたします。
 入札関係だけに限らずにお聞きをいたしますが、部署をまたがっていたとしても、その事業に関しての経緯経過、また市民とのかかわりなどをきちんと残し、引き継ぐことが必要ではないでしょうか。公文書のあり方、残し方、保存年限との関係を含めて、御見解をお聞きいたします。
 取扱規定の変更により、永年保存から30年保存となっているところですが、歴史的文書であるとすぐに考えられないものを、どのように残していくのかということについては、今の職員お一人お一人が公文書についてどのような認識を日ごろより持つのかということも重要な点であると考えます。これらについてもお考えをお示しください。
 歴史的文書の取扱要領についての策定につきましては、これまでも評価させていただいているところですが、その歴史的文書の選別についても、進捗状況はどのようになっているのか、また、進めている段階において見えてきた課題はありますでしょうか。また、ガバナンスについて、どのように定義しておられるのか、お考えをお示しください。
 2項目めは、歴史と文化を大切にするまちづくりについてです。
 石造品をまちづくりに生かしていきませんか。以前に提案をいたしました。昭和43年3月発行の芦屋市文化財調査報告第6集において247基を把握しているのが最後であり、とにかく再調査等を進めますということでした。その後、どのように調査が進んだのか、進捗状況をお聞きいたします。
 また、一定数を把握できた時点で、地図など所在を示して市民に広く知らせるということをされてはいかがでしょうか。詳細は議事録に譲るといたしまして、私がその問題認識を持つに至ったきっかけは、大楠公戦跡碑がある楠町の公園、開森橋のバス停の移動に伴って碑を移動するということでした。
 そのため、各所管でそれら石造品に対する判断をしなければならないので、選別等、価値判断、整理をするための考え方、指針、方針など、芦屋市として必要ではないでしょうか。必要性についてのお考えをお示しください。
 価値あるものを保存していくことはもちろんですが、活用するためには、広く市民の理解が必要となります。石造品は必ずしも公共が持っているだけとはまいりません。民間に存在するもの、持つものについても対象外とせず、何らかの方策を講じていく必要があると考えますが、お考えをお示しください。
 そして、これらの意識を芦屋のまち全体で熟成するためにも、所在を示した地図等を市民に知らしめるためだけではなく、大切なものである歴史と文化のエッセンスをまちづくりにも生かしていくべきものであるとの意識を市民と共有するためのツールとしても必要ではないかと考えます。具体的なお考えをお聞きいたします。
 3項目めは、ごみ処理広域化の検討についてです。
 8月22日の作業部会において、芦屋市側ではマイナスの効果しか見込めないと延期され、再開の見通しは立っていなかった西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議が10月になってようやく再開、10月26日に第4回検討会議、第5回は11月22日に開催されました。
 中間まとめとして、1、広域化の基本的な枠組みは、西宮市に広域処理施設を整備し、運用することを前提とする。収集業務は対象外とする。2、広域化の運営形態は、事務の委託。3、中継施設を整備し、大型車両へ積みかえて運搬することで対応可能。4、分別区分の違いは両市で統一することを前提とする。5、収集形態の違いは、円滑な処理が可能な状態で搬入することが適当。費用負担については検討課題として協議・検討を行い、最終的に判断していくということです。
 方向性としては、広域化を進めていくということなので、市民がどの部分で参画するのかというのは大きな課題であると考えます。広域化の検討について、最初に確認いたしますが、広域化に伴って芦屋市がマイナスの効果しか見込めないということはないと考えてよいのでしょうか。
 今さら女性の視点もしっかり取り入れて検討を行っているのかということをあえて言いたいわけではありませんが、検討会議において身近なごみ問題を検討するにもかかわらず、西宮市側を含めて男性職員さんばかりという状態です。女性の登用が進まない現状があらわれているという理解ですが、この点について、工夫をぜひしていただきたい。お考えをお聞きいたします。
 これまで何度も指摘をしてまいりましたが、分別、収集区分、収集形態の両市の違いについて、必ずしも芦屋市が西宮市に合わせるということではない選択肢もあろうかと、ごみを取り巻く環境等を総合的に考えますと、私などは考えるところですが、検討会議においては、芦屋市がその他プラの分別収集に取り組む可能性に触れておられることから、早い段階で市民からの意見を聞くことが必要ではないでしょうか。
 ごみは毎日のことです。幼稚園・保育所の統廃合等の計画のときのように、いきなりの発表で市民側への混乱がないように、市民にどのように知らせ、意見を取り入れていくのかについては、広域化を成就させるためには非常に大きな要素であると考えます。細心の注意を払った上での御努力を期待するところです。御見解と具体的な方策について、お示しください。
 最後の項目は、まちづくりは市民とともにです。
 芦屋のまちはきれいだなと思うことはたびたびあります。市内には桜の名所と言われるところが幾つかあります。桜並木についても既に名称がついているところもあり、ないところもあります。公募がよいのか地元の皆様からの御意見がよいのか、あるいは市のほうで整理するのがよいのか、さまざまな方法がありますが、桜並木等を含めて、より市民がまちに愛着を持つことができるように、市民に親しまれる道路、愛称道路をふやしてはいかがでしょうか。
 画面の切りかえをお願いいたします。(資料をモニターに映す)
 公園・愛称道路マップをホームページより引用しています。自治体によって呼び方はさまざまですが、芦屋市においては「愛称道路」という名称を使っています。平成11年に市民から愛称を募集、市内に22の愛称道路が誕生しています。
 年月を経て、芦屋のまちも広がっています。南芦屋浜にはモンテベロ通りが目立つぐらいです。新しいまちに愛着を持っていただくという意味でも、通りの名前をふやしてはいかがでしょうか。
 ありがとうございます。画面の切りかえをお願いします。(資料の提示終了)
 時代や環境、まちを取り巻く状況の変化により、何が重要かということは変化することが考えられます。桜だけに限るものではありませんが、桜のある風景ですが、どのように担保されていくのでしょうか。
 公園の利用についても誰のための公園かを考えたときに難しい部分があり、公園の規模、地域性等においても一定の取り決めをすることは困難を伴うものです。しかし、大きな声が届いたときに、そちらだけを向くのではなく、一本筋の通った芦屋市としての考え方というのが必要ではないでしょうか。
 また、公園利用に関する意見交換会において、どのようなことを決めていこうとしておられるのでしょうか。
 既に12月になりました。樹木等の維持管理については市民の協力は欠かせないところですが、落ち葉の季節は特に毎朝、落ち葉をお掃除する方が多くいらっしゃいます。地域における手当てだけでは不十分なこともあるように聞こえてくるところですが、少し行政が手を差し伸べるということを市内全域で考えられないでしょうか。
 以上で1回目の質問を終わります。ゆっくりと丁寧な御答弁を期待いたします。

○副議長(帰山和也君) 答弁を求めます。
 山中市長。

◎市長(山中健君) =登壇=中島かおり議員の御質問にお答えをいたします。
 初めに、部署をまたがった政策判断については、庁議や管理会議のほか、各種本部会議などの協議で決定し、その経緯及び作成した公文書は共有し、引き継いでおります。
 公文書は、文書取扱規定に基づき、適正に保存し、保存期間満了時に内容を確認した上で廃棄しております。
 公文書管理事務については、庁内研修を実施し、職員の理解促進に努めているところです。
 歴史的文書の選別は、取扱要領に基づいて進めておりますが、保存年限30年を超える文書が大量に存在し、相当の時間を要するため、有効な選別方法を検討しているところです。
 ガバナンスは、本市において定義したものはございませんが、行政内部はもとより、市議会及び市民の皆様のチェック機能が働き、事務の適正性を確保することであると考えております。その仕組みが最大限有効になるよう、情報の公開性を高め、説明責任を果たしてまいります。
 次に、ごみ処理広域化の主な目的は、ごみ処理の効率化によるライフサイクルコストの削減と環境負荷の低減であり、両市がこれらのメリットを分かち合えるよう、検討を進めているところです。
 検討会議の委員は、両市の副市長及び担当職員で構成しておりますので、性別の構成はその時々の人事配置によることとなります。
 検討の過程を明らかにするため、会議は公開を原則とし、資料及び議事録を両市のホームページで公開しておりますが、市民からの意見聴取は検討会議において一定の方向性を示した後に行うべきものと考えております。
 次に、新たな道路愛称は、前回の公募以降、道路環境に大きな変化がありましたが、数年度に市域の道路整備が一定完了する見込みとなっておりますので、その機会に選定に取り組んでまいります。
 桜をはじめとした風景の維持は、今後も育成管理に努めつつ、植えかえ等の必要が生じた際には、地域の皆様の御意見もお聞きしながら進めてまいります。
 本市の公園の利活用についての考え方は、多世代間でのニーズの違いなど、さまざまな課題がある中で、地域の方が主体となって、より有効な公園活用を図るための協議を行うこととしています。
 落ち葉の清掃など、市民の皆様の御協力により、まちの美観が保たれていることに感謝するとともに、大変誇りに感じております。市としましても、落葉時期に清掃車による清掃回数をふやすなどの対応とともに、地域の御意見を伺ってまいります。
 その他の御質問につきましては、教育長からお答えをいたします。

○副議長(帰山和也君) 福岡教育長。

◎教育長(福岡憲助君) =登壇=中島かおり議員の御質問にお答えいたします。
 本市の石造品の調査につきましては、現在、昭和43年3月刊行の芦屋市文化財調査報告第6集に掲載されている247基の石造品の所在確認を進めており、96基の石造品を確認しております。
 調査に一定のめどがついた時点で、結果をまとめるとともに、議員御提案の所在地を示した地図等も作成し、活用を進めてまいります。
 石造品に対する価値判断につきましては、文化財保護法及び市文化財保護条例に基づき、特に文化的価値が高いと考えられるものは、市指定文化財に指定しております。また、指定に及ばない石造品についても、まずは年代や由来等を明らかにしてまいりたいと考えております。
 また、民有地に所在する石造品の保護につきましては、土地所有者の御協力を得る必要がありますので、引き続き御理解いただけるよう努めてまいります。
 今後も文化財等を調査・研究し、さまざまな機会を通して、本市の歴史文化を魅力として発信してまいります。
 以上でございます。

○副議長(帰山和也君) 中島かおり議員の一般質問の途中でありますが、続きは会議再開後に行うこととし、午後3時20分まで休憩といたします。
     〔午後2時59分 休憩〕
         ---------------------
     〔午後3時19分 再開〕

○議長(畑中俊彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 一般質問を続けます。
 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) 御答弁ありがとうございました。
 それでは、順次、再質問に入らせていただきます。
 画面の切りかえをお願いいたします。(資料をモニターに映す)
 通告をして、ヒアリング時にもこの要望書には触れておりますので、この件から再質問に入らせていただきたいと思っております。
 平成13年、今から約16年ほど前になりますが、東芦屋に確保されていた土地の一部を当該の事業--山手線ではなく、山手幹線の事業の代替用地として売却されることについて、一方的に進めるのではなく、協議して進めてほしいという住民さんからの要望書になっています。住民の皆さんは、この要望書を保管して、どうして同じことが今回も起こるのかと、行政への不信の念を示されました。
 しかし、行政においては、どうもこの文書は存在しないということです。
 これは、実は、当時の東芦屋まちづくり協議会が発行されていた、ここに出ている「東芦屋まちづくりニュース」から引用したものとなっています。
 それでは、お伺いをいたしますが、先ほどのこの要望書について、そもそも何年保存の、どういう性格の文書だったのでしょうか。そして、いつ、誰がというか、どこの部署が破棄したものか、経緯経過をお示しください。
 (資料の提示終了)

○議長(畑中俊彦君) 山口総務部長。

◎総務部長(山口謙次君) 保存文書の年限ですけれども、要望書の類になるかと思いますので、5年、もしくは10年ぐらいの保存年限のものであったというふうに認識しております。
 もちろん、保存期間満了後につきましても、その文書を直ちに廃棄していいものかどうか、そういったものを確認しながら、必要がなしということになれば廃棄をするという形に--関係のことが完了しているかどうかを確認した上で廃棄をするということになっております。
 当該文書につきましては、恐らく山手幹線なりの関係文書ということになりますから、今の部署といたしましては都市整備課ということになり、当時は街路課ということになろうかと思いますけれども、平成13年に要望いただきまして、結局、東芦屋の当該土地の東半分につきましては、山手幹線の代替用地として、当時中止してほしいという御要望をいただいておりましたけれども、予定どおり売却で完了したというふうに認識をしたということで、一定の期間保存した上で、完了したとして廃棄をしたということであろうと思っております。
 ただ、緑通信のほうが残っておった経緯については、ちょっと今のところ、どういう経過かはわかりません。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) 緑通信については、そもそもまちづくり協議会の住民の方からこれをお示しいただいて、当時こういうことを言っていたにもかかわらず、どうしてまた同じことが起こったんだろうというようなことでお示しをいただいていたものだったので、行政内部でどうなっていたのかということまではちょっと私のほうでは承知はしないんですけれども、そういった意味で、住民さんはこれをずっと握りしめていて、だけど、もう行政の中では、いつなくなったのかもわからないというようなことでしたよね。要望なので5年か、10年かということで、もちろんその当時山中市長ではなかったので、また課も街路課から都市整備課に変わられました。
 それでも、やっぱり必要なものというのは残していかなくちゃいけませんよねというような趣旨で質問をさらに進めたいと思うんですけれども、この9月議会にも少し取り上げさせていただいてたんですが、実は、夏の段階で、どうしてこの土地が売却となったのかということで情報公開請求をしておりました。その入札決定のプロセスについての文書をリクエストしましたところ、このような資料が出てきておりました。45枚です。
 画面の切りかえを再びお願いいたします。(資料をモニターに映す)
 これは、保有土地検討委員会の開催についてということで、資料としては、保有土地検討委員会の開催の内容の資料がいろいろと出てきたということでした。
 ここでわかることは、保有土地検討委員会ということなので、総務のほうで、もちろん入札に進んでいったということで、それについてを示す資料として保有土地検討委員会の資料が出てきたわけです。
 では、ここでお聞きをしたいのですが、保有土地検討委員会になぜ事業課はかかわれなかったのか、ここのところを教えてください。(資料の提示終了)

○議長(畑中俊彦君) 山口総務部長。

◎総務部長(山口謙次君) 当該土地につきましては、普通財産ということで、用地管財課のほうで手続をしているものでございます。
 出席といたしましては、副市長をはじめとした5名の部長が出席しておりますので、この中には当該所管の部長も出席としているということでございます。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。おっしゃるとおり、いただいた資料の中には当該所管の部長のお名前があります。
 では、お名前があるんですけれども、今回、保有土地検討委員会の中においては、住民の方からのそういうプロセスがあったということについては、この場を含めて、伝えられたりというようなことはなかったんでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 山口総務部長。

◎総務部長(山口謙次君) 保有土地検討委員会の中では、そういう話題といいますか、そういう情報はございませんでした。
 要望書のことにつきましては、東芦屋まちづくり協議会さんとお話をする中で、8月末ごろだったと思うんですけれども、そのときに、実はこういうものがあったということで、総務部のほうは認識した次第でございます。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) もうそれは夏のとき以来、部長ともずっとお話をさせていただいていたことなんですけれども、東芦屋の土地について、山手線事業の代替用地として住民の方は認識をしておられたので、事業自体がなくなっているわけではないのに、なぜそこの用地を売るのかというようなことで、最初かなりお怒りだったりとか、困惑があったりということだったと思うんです。
 そこは認識は共有できているかと思うのですが、ただ、そのときに住民の方にも、山手線事業の代替用地のみに断定するものではないというふうに説明もしておられましたし、また、議会の中でもそのようにお答えをしておられたかと思います。「この都市計画道路山手線単独での代替用地という位置づけはなく、特定の事業は設定しておりませんで、いわゆる都市計画事業の代替地という性格でございます」。なので、山手線事業の代替用地と住民の方は認識をしていて、どうして今回売るんだ、道路が通るという事業そのものは中止にしない--今現在でもまだ中止になっていないと思うんですけれども、でも、市としては、そこだけのものじゃないんですよ、都市計画のほかの事業にもするんですよ、だから、必ずしもそこだけのことではないんですという認識だったにもかかわらずというか、もちろん議会でもこのように答弁をしておられるんですけれども、これは間違いありませんよね。この認識というのは、いつごろからだったのでしょうか。そこをお聞かせください。

○議長(畑中俊彦君) 山口総務部長。

◎総務部長(山口謙次君) いつごろかというのは定かではございませんけれども、とにかく山手線につきましては、ここ何年かに動くとか、そういうものでは当然ございませんし、ほかの都市計画道路もございますので、一番初めにこの土地を取得しましたときには、確かに山手線の代替用地という性格を持つということでの購入だったと思いますけれども、山手線自体が進まない状況の中で、保有し続ける内容でいいますと、都市計画道路の代替用地という認識でいたということになろうかと思います。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) 先ほど少し示させていただいた公開文書で出していただいた保有土地検討委員会の件なんですけれども、それだけでは、ほかのものは何かないのかと思い、再びの公開請求を行いまして、当初はほかには見当たらないということだったんですけれども、探し求めて、10月5日付で所管課から資料が出てきましたということで、この資料をいただいています。
 これについては、用地買収覚書の締結についてというようなことで、要するに、東芦屋の土地を民間から市が買うときについての覚書を交わしたというような内容になっております。
 土地自体がそのものずばりではないかもしれませんけれども、でも、芦屋市は、なぜこの東芦屋の土地を買うのかということで、ここの買い取りの目的のところに、実は、「都市計画道路山手線事業代替用地として」と、はっきりここには書かれているんです。実は、この文書というのが、よく見ると「昭和47年」という資料になっておりまして、もちろんまだまだ山中市長の時代ではなく、渡辺市長の時代だということで、半分手書きだったりとか、あるいはワープロ書きだったりというようなものになっています。
 一方、その覚書とともに、また少し平成の時代になった--北村市長に代は変わってるんですけれども、県のほうにこの土地についての通知書ということで、都市計画道路山手線事業代替用地として、取得事務を芦屋市都市開発公社へ委託しますというような、この県への通知書も一緒にいただいています。ここにもはっきりと「山手線事業」というふうに書いてあるんですよね、山手線事業代替用地として。
 それで、その何十年後かになって、平成29年の段階では、山手線事業ではなくて、都市計画事業の代替地ということに変わってきてるわけです。もちろん時代が変わってきていますし、そもそも土地開発公社自体が解散していますので、その段階でもう全てのことがなくなってしまったのかというと、それもちょっと違うのかなというふうに思うんです。
 やはり今回は住民の皆さんに丁寧な説明をしていただいたということがあってよかったということなんですけれども、このあたりをどう考えたらいいのかというところで、まだ山手線事業自体は残っている、そうですよね。これは疑いようのない事実というか、今の段階では私はそのように聞いてるんですけれども、もともとは全ての土地ではないけれども、一部の土地は山手線の代替用地として買うというようなことがちゃんと公文書にも残っているのに、何十年か経ったらちょっとそこのところが微妙に変わってきている。そういうことを今回、たまたま今回の例があったので、これを取り上げて言ってしまうのは、もしかしたら申しわけない部分かもしれないんですけれども、こういうことが部署をまたがって、また、あるいは、組織改正に伴ってきっちりと引き継ぎができていないのか、あるいは、途中で認識が変わったのであれば、その変わったということをどこかで残していかなくちゃいけないんじゃないかというふうに思っているんです。
 10月にいただいたこの公文書、昭和47年の起案になっているんですけれども、では、今の取り扱いでいくと永年保存にはなっていないので、マックスで30年ということになろうかと思いますけれども、一番最初の御答弁の中では、きっちりと精査した上で破棄していきますというようなことがあったかと思うんです。では、この昭和47年に起案された資料は、今のでいくと、30年以上たっているので、この当時の用地買収覚書の締結についてという資料自体は、これは多分もう破棄されることになっていくのかどうか、そこのところも教えていただけますか。

○議長(畑中俊彦君) 山口総務部長。

◎総務部長(山口謙次君) 御指摘の昭和47年と平成4年の文書、これにつきましては、いずれも永年保存ということになっておりますから、今は規定が変わりましたから30年保存ということで、平成4年の分はまだですが、昭和47年のほうは既に過ぎているということですけれども、今現在、これまでも2回答弁させていただきましたけれども、歴史的文書の選別をしているところでございまして、まだまだ都市整備課の所管の文書については手がつけられていない状態ですので、まだ保存したままになっております。今現在で歴史的文書としまして選別終了したのは、申しわけないんですけれども、文書法制課所管の文書という範囲にとどまっているところでございます。ですので、まだ残っております。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) 現在残っているから、公文書公開請求で出していただいたということは承知をしているんです。なので、今の取り扱いでいくと、30年たった段階では、多分破棄するものになるんでしょう。そういうことですよね。
 ただし、一番最初に市長からいただいた御答弁の中では、きっちりと残すものは残して破棄していきますということだったので、そもそもこの文書自体を残すのか、あるいは、こういう経過がありました--じゃあ、それに対するどういう公文書的なものになるのか、現場の人間ではないのでちょっと承知はしないんですけれども、事業として書いたものを残していくのか、そこのところをお聞きしております。
 だから、今現在残っているのは承知しているんです。ただ、今の取り扱いの変更でいくと、永年保存がなくなって30年ということになっているわけですよね。そうなったときに、30年たったら捨ててしまうのか、あるいは、その段階でその事業自体がもうなくなっているのかどうかということも、一つ見きわめるタイミングというか、要素になるかと思いますけれども、そこのところはどうなるのかということをお聞きしているんです。

○議長(畑中俊彦君) 佐藤副市長。

◎副市長(佐藤徳治君) 保存年限を超えておりますので、基本的には破棄の対象文書になります。
 公文書管理上の文書ではなくて、議員が今回指摘されてますように、一部で継続する考え方が当事者間で共有されるべき、という引き継ぎはなされるべきというふうに思っておりますので、その引き継ぎ文書の中にその文書がとじ込まれて、その所管において取り扱いに遺漏のないように存在していくというのはあろうかと思いますが、公文書管理上の保存年限は過ぎておりますから、それは別途御指摘のとおり、廃棄処分の対象文書ということになります。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。ちょうど今、副市長から「引き継ぎ文書」というような言葉が出ました。多分そういうものの中で、部署をまたがったとしても、年月が過ぎたとしても、引き継がれていくものなんだというようなことで、今きっちりと「引き継ぎ文書」というふうな言葉が出ましたので、そこに、いかに後々の職員さんが市民に丁寧に説明ができるようなお仕事ができるということを、想像して引き継いでいくということが大事なんだろうなというふうに思うんです。なので、そこのところを、今回たまたまこういうことで御指摘をさせていただいた次第なんですけれども、この文書だってようやく出していただいたというようなことだったので、多分今おっしゃった、一生懸命精査している途中で、「あ、これがあった」ということで出していただいて、よかったんですけれども、これがなかったら、わからないままに--やっぱりそうなのかな、住民さんはそう思ってたよね、ここのこの事業のための代替用地と思っていた、でも、市は違うって言ってる、そのそごって何なんだろうで終わってしまってたと思うんです。やっぱりそこのところ、今回のようなことにならないためには、以前はそうでした、でも、途中からこういう状態に変わったので御理解くださいって一言あるか、ないかで、最初のボタンをかけ違う可能性というのは、かなり低くなると思うんです。そこが、やはりお互いにとって不幸なことにならないということは大事なのかなというふうに思いますので、ぜひそこのところの工夫をしていただきたいと思っています。
 どういう解決策があるのかというのは、私自身はわからないんですけれども、それぞれ気をつけていくということしかないのかなというふうに思います。
 ただ、総務部のほうの所管の皆さんの中では、公文書に対する意識とか、認識とかということに対する研修なり、何なりというのはもうやっていますよということだと思うんです。ですから、ぜひ今回このことを教訓としてもらうためにも、例えばそういう研修の中で今回のようなことを事例研究として行っていただいて、現場の職員さんから、もしかしたら「こういうことができるんじゃないか」とか、あるいは、こういうときに引き継ぎ、先ほど副市長からも出ました引き継ぎのあり方について、皆さんが考えていただく機会になるのかなというふうにも思ったりしますので、ぜひ今回のことを教訓にしていただきながら、皆さんで考えていただくという一つの材料にしていただくというのが、私などが考えられる一つかなと思うんですけれども、このあたりはいかがでしょうか

○議長(畑中俊彦君) 山口総務部長。

◎総務部長(山口謙次君) 公文書の研修につきましては毎年行っておりますけれども、なかなか職員に周知徹底が図れていないという部分がございますので、研修の仕方もいろいろと工夫をしていこうというふうに考えております。
 例えば、今現在は職員全体を対象にしておりますけれども、各部ごとに行って、個別の内容に応じた形での研修、そういったものもしてみてはどうかということで考えております。その中で、今おっしゃったようなことにつきましても事例に挙げながら、具体的な内容でもって研修をしていきたいというふうに考えてございます。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ぜひよろしくお願いいたします。
 ただ、研修する側が一生懸命やっておられるのに、受け取る側が消えてしまうだけだったらもったいないと思いますので、ぜひそこのところには工夫をしていただきながら、皆さんの中で考えていっていただいて、芦屋市のまちがより市民の方に開かれたというか、市民の皆さんにとってもいい行政だなというふうに思っていただけるような御努力はお願いをしたいなと思います。
 それと、あと、歴史的文書の取り扱いについてなんですけれども、とにかく今進めているんだということだったかと思います。
 以前にもデータベース化をして、逐次示せるものは示していきたいんだというようなことだったかと思うんですけれども、少し見通しみたいなものはおありでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 山口総務部長。

◎総務部長(山口謙次君) 先ほども御答弁申し上げましたように、一応完了しているのは文書法制課の所管分ということで、なかなか時間がかかっております。効果的な方法がないのか、そういったことも含めて今進めている最中でございますけれども、一応、めどとしましては今のところ、平成31年度中には終えたいというふうに考えているところでございます。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。具体的に平成31年度というようなお言葉が出ましたので、それを一つのめどに。
 ただ、何が何でもやればいいということではないのかなというふうに思いますので、周りの状況等も見ながら、アドバイスをいただけるような方がいらっしゃったら、その方にも御協力をいただきながらというようなことで、ぜひきっちりと進めていただければいいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、2つ目の項目に移りたいと思います。
 石造品については、現在96基というようなことで、めどがついたらまとめるというようなことだったかと思うんですけれども、まだ247基のうちの96基では、めどがつくのもなかなか難しいのかなというふうに思いますけれども、めどがついたらまとめるというのは、どれぐらいのイメージをしておいたらいいんでしょうか。地図等を作成していただけるということなので、これについてはぜひ進めていただきたいなというふうに思うんですけれども、どれぐらいの予定のイメージなのか教えてください。

○議長(畑中俊彦君) 川原社会教育部長。

◎社会教育部長(川原智夏君) 議員の御指摘のとおり、今、96基の石造品を確認しておりますが、これは、当時の調査報告に記載されております石造品を全て回りまして、目視であるか、ないかということを確認いたしまして、地図に落とすという調査を今やっておるというところでございます。
 これから個別の石造品について、数であったり、大きさであったり、年代、銘文等の調査に入っていきますので、やはりさらに時間はかかってくるかと思われます。
 ただ、今始めたばかりでございまして、今後、詳細な調査をしていく中で、全体のボリュームというのが見えてこようかと思います。
 また、ある程度まとまりましたら、やはり地図であったり、お示しできるものについてまとめていきたいと思っておりますので、我々も、なるべくまとまったものについては、お示しできる段階でお示ししたいと考えております。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。なかなか具体的なお答えはなかったんですけれども、めどがついたらというか、まとめていくというような方向ということなので、ぜひ期待をしたいなと思うところです。
 地図とかマップというのは、どういうイメージかというのはいろいろあるかと思うんですが、紙媒体なのか、あるいは今ですと、ネットだと比較的始められやすいかなというようなところもあるかと思いますので、そういったところも柔軟に考えていただきながら進めていただきたいと思っております。
 この石造品についてなんですけれども、基準、必要性だけではなくて、具体的につくっていきませんかというようなことで、石造品については、例えばなんですけれども、所管がそれぞれ何か、先ほど開森橋だったり、公園というようなお話をさせていただいたんですが、教育委員会のほうの所管に、まず、こういうことがあるんだけれども、どうなんだろうかと相談をするというような、そういう流れを芦屋市の中でつくっていけたらいいのじゃないかなというふうに、実は私の中では思っています。そのためにも、マニュアルとか、指針とか、どういったものなのかわからないんですけれども、そういう確固とした何かスタイルみたいなものの確立が必要なのではないかなというふうに思っております。
 また、市民の方はもちろんなんですけれども、そうなるためにも、市の職員さんにもそういうものに対する意識というものを持っていただいて、何かあったときには生涯学習課に尋ねるんだというようなイメージを、芦屋市の内部でも持っていただけるようなことがあってほしいなと思っています。
 そのためにも、石造品に対する考え方の整理がまず第一で、第二には、職員さんを含めて周知啓蒙ということがあるかと思いますけれども、具体的に何かお考えはありますでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 川原社会教育部長。

◎社会教育部長(川原智夏君) 楠児童遊園の際には、事前に担当の所管から、この碑についての由来等の確認がございました。
 所管としましては、やはり文化財を守るという立場から、なるべくそのままの現状で置いてほしいというような意見を申し上げたんですが、やはり子供たちの安全面等もございまして、現状のような形になったということがございます。
 それもありまして、やはり我々も文化財を守っていくためには、規制をかけるとすれば、指定文化財にしなければいけないんですが、そこに及ばないものであっても、年代であったり、由来を明らかにすることによって、大事に守ってもらうという意識づけを、職員もそうですし、市民の皆様にも持っていただきたいという考えがございまして、今回の調査をしようということに至っているわけでございます。
 また、文化財等のそういう石碑等に関係する部署につきましては、これを機に、何かそういうことがあった場合には、文化財係に相談をしてほしいということで連絡を入れております。今後またこういう調査がまとまりましたら、職員についても周知をいたしまして、何かのときには声をかけてほしいということで、一層周知に努めてまいりたいと考えております。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。今、御披露いただいたみたいに、楠町のときには御相談もあったんですよというような、そういう流れが芦屋市全体の中でできるといいなというふうに思います。
 先ほどの文書と同じで、そういう石造品に関しても、一回潰してしまって、なくなってしまったら大変だなというような部分もあるかと思いますので、ぜひそういうことも含めてリーダーシップをとっていただいて、芦屋のまち、歴史と文化を大切にするまちづくりというようなことを進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 では、3番目、ごみ処理広域化の検討について、こちらにいきたいなというふうに思っております。
 なかなか検討が難しいんだなというようなところで、また、なるべく公開で進めているとはいえ、いろいろと担当者の皆様方のレベルでのやりとりとかを想像するところなんですけれども、とにかく何かに偏らずに進めていただきたいなというふうに思っています。
 今回、中間まとめというようなことで、一番大きな課題になっているところは、費用の部分ですよね。今後検討していかれるんでしょうけれども、少なくともというか、絶対に芦屋市がマイナスとならないように、何のための、あるいは、誰のための広域化なのかということについてしっかりと見きわめていただいて、ごみのことについては毎日のことなので、ぜひ市民の方の御意見を早い段階から聞くということも常に念頭に置いていただきながら、今後も検討していただくようにお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、最後のところにいきたいと思います。
 ちょっと時間がないので幾つかに絞りたいとは思うのですが、まず、公園の関係です。
 公園は137カ所あって、平成23年4月の段階で、こういう公園の健康遊具ガイドマップというのを出されてまして、公園は137カ所で123基の健康遊具がありますというようなことで、健康増進、介護予防、地域コミュニティの場として公園がありますよというようなことが書かれています。
 この視点もとても大事だと思いますし、ここに書かれている腹筋ベンチとか、背伸ばしベンチ、こういうのを見かけるところなんですけれども、大桝公園の水路のところを埋め立てられた後に、背伸ばしベンチを多分つくられているんですけれども、これについての予算はどこから出てきたのでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 寺本福祉部長。

◎福祉部長(寺本慎児君) そもそも我々は「介護予防ベンチ」と呼んでおったんですけれども、もともとは市民の方から御寄附をいただいたものを、原資として市内の公園のほうにそのような背伸ばしベンチとかを配置させていただいたということでございます。
 その後、ちょっと数がふえておりますので、その先の経過については私はちょっと存じ上げていないんですが、当初はそのような形で設置をさせていただいたということでございます。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。公園についてはいろんな観点があるということで、先ほども健康の視点というのは重要なのかなというふうに思うんですけれども、あと、公園には防災の視点もとても重要かなというふうに思っております。
 例えば、「かまどベンチ」というのを、この夏ですね、南芦屋浜の防災広場というところで見かけさせていただいて、1回やってみましょうよということで、実はなかなかポップコーンができなくて時間がかかりましたよねというようなことで、やっぱり事前にやっておくことは重要なんだなというようなことを、その場にいらっしゃった方は思われたと思うんですけれども、公園に防災の視点というような意味では、今後、かまどベンチですとか、あるいは、マンホールトイレというようなものを整備していかれるという視点というのは、お持ちではないんでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 辻都市建設部長。

◎都市建設部長(辻正彦君) まずは、地域の御要望をお聞きしていきたいというふうに思っております。地域の御要望がないのに設置していくという考え方はございません。
 マンホールトイレについては、まずは、避難の拠点となる学校に整備をしていきたいというふうに思っております。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。要望があればつくっていくというようなことなので、要望があった際にはお願いをしたいんですけれども、ただ、やはり公園というところに対しては、防災の視点の部分というのは重要かなと思いますので、そこのところを一つ常に心がけていただきたいなというふうに思っております。
 あと、落ち葉の清掃についてなんですけれども、なかなか難しい部分--総論はもちろんみんなでやりましょうということなんでしょうけれども、高齢化で自分たちでは難しいので、自分の家の前を掃くのがもう年をとって大変なので、アルバイトを雇ってお掃除をしてもらっているというようなことをお聞きするようなことも、実はあります。
 私自身は、そのお話を聞くと、そこまで頑張らなくても何とかならないのかというふうに思わなくもないところなんです。じゃあ、その部分を行政が必ずやらなくちゃいけないのかというと、そうでもないかと思いますので、その時々に応じて市民と行政の皆さんが共同して、手を携えて、まちづくりを担っていただきたいというふうには思うところなんです。
 そのあたりは、先ほどは少し車のピックアップをふやしますというようなことだったんですけれども、それ以外に何かちょっとお考えみたいなものはないでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 辻都市建設部長。

◎都市建設部長(辻正彦君) 市長のほうからも御答弁させていただきましたように、まず市でやれることは、まずやろうということと、あと、地域で清掃していただいている団体は本当にたくさんありますので、そこら辺の御意見をお聞きしていきたいなというふうに思っております。

○議長(畑中俊彦君) 中島(か)議員。

◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。ぜひ地域の皆さん--御要望も聞き過ぎるとまた大変な部分もあるかと思うんですけれども、聞いていただきながら、行政のほうで手当てをしていただける部分についてはお願いをしていただきつつ、ともにまちづくりというのを進めていけたらいいのかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

○議長(畑中俊彦君) 以上で、中島かおり議員の一般質問を終了いたします。