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平成19年12月議会 本会議・討論
【 平成19年 12月 定例会(第5回)-12月03日-01号 】
(芦屋市HP 芦屋市議会会議録検索 より転載)
◆9番(中島かおり君) =登壇=決算審査はすべての議員の責務であるという私の認識は間違っているでしょうか。決算統計を見せてくださいという申し入れに対して見せられないという回答については、どのように理解すればよいのか、本来なら御答弁をいただきたいところです。当初、公開の対象にすらなっていないと議会事務局を通してのお返事だったようですが、さすがに1年生議員といえども、到底納得できる理由であるはずがありません。特別委員会に付託され、直接質疑等は委員会のメンバーに限られますが、特別委員会のメンバーだけが審査するべきことではないはずです。あるいは、決算は既に執行されてしまったものですから、認定されずに、不認定でも構わないということなのでしょうか。
行政改革実施計画、33番、わかりやすい財務情報の提供、市の内部情報を保護するに当たり、家計に例えるなど、わかりやすい広報に努めるとあります。
41番、積極的な情報公開、情報提供の取り組み、そして情報提供指針に基づき、情報公開、情報提供を行うとあります。この12月からは、附属機関等の会議録等の作成及び公表に関する要領が新たにつくられ、会議の資料もホームページ、行政情報コーナーで全面公開されるようになりました。行政は選択肢を示してあげて、あとはわかりやすく加工した情報か、あるいはそのもとになった情報かの選択権は、市民に任せてはどうでしょうか。せっかくわかりやすく語りかけても、もとになった情報を見せられないというのでは、市民の芦屋市への信頼はかち取れません。信頼関係の構築なくして、市民と協働の推進もまた不可能です。都合のよいものだけでは、市民が行政にいいように使われているという不信感とともに悲しい気持ちになってしまいます。
山中市長の決算特別委員会の中での「決算委員会は担当の晴れ舞台」との言葉がありました。胸を張って懸命に取り組んできた仕事について、皆さん見てくださいという姿勢でよいのではないでしょうか。取り巻く状況によっては、頑張っただけの成果が出ないこともあるでしょう。しかし、長期的な視点で説明責任を果たしていけばよいと思います。どうかこのことについて、いま一度、当局側の意識改革を強く希望いたします。
さて、本題の討論です。
芦屋市よりも財政規模の小さなところでの、本市の3日間より長い審査期間の自治体もあれば、反対に財政規模が何倍かあるところでも同じく3日間というところもあり、特別委員会の期間についても議論があるところかと思われます。
民間活力の導入による指定管理者制度についての課題も浮かび上がりました。流用や充用の件数も多く、根本的に予算の組み方についても疑問が残ります。課題は残しつつも、もちろん評価すべきところも多々あり、当初予算に基づいて適正に執行されているという判断のもと、賛成の討論とさせていただきます。私ども会派イーブンは、18年度決算に賛成いたします。