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平成19年12月議会 本会議・討論


【 平成19年 12月 定例会(第5回)-12月20日-05号 】
(芦屋市HP 芦屋市議会会議録検索 より転載)

◆9番(中島かおり君) =登壇=イーブンを代表いたしまして、第79号議案、平成19年度芦屋市一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場から討論いたします。
 都市計画道路山手幹線芦屋川横断部工事の全体事業費が6億9,168万6,000円増額され、そのうち、芦屋市の負担するべき増額分が3億1,048万2,000円となり、平成52年までの債務負担行為を変更しなければならなくなりました。そのことによる補正については、例えば、騒音・振動などの住民対応への配慮、掘ってみたら予想以上に大きな石が出てきてしまったことによって、処理するための費用がかさんでしまったなど、事前の予測を超えた状況までも否定するものではありません。
 しかし、当初、現状の交通を確保するために、近隣の土地等を借りて工事を進めるという借地交渉と同時進行で、渇水期でないと着工ができないという事情があったにしても、工事着工に突き進み、結果、借地交渉が失敗に終わり、土地等を借りることができなかったことによる借地関係予算、先行掘削の変更、1,728万8,000円の増額、信号移設回数の増加によって1,633万8,000円の増額、また、借地ができなかったことによる交通整理員、いわゆるガードマンさんの増加により、今回、2億8,448万4,000円増額になった合計と、借地交渉が成功していた際の試算は186万円ということで、単純に比較できるものではありませんが、驚きを禁じ得ない金額ではあります。借地交渉が決裂したことによる億単位の増額が、186万円で済んだのではないか、避けられた増額ではないのかという疑問を全く持たないわけにはいかないところです。
 また、市民センター施設整備費追加6,500万円をプラスして、ルナ・ホールのお手洗いの改修については、一部を改修するという当初の予定を変更して、総額約9,000万円をかけて全面改修するということについてですが、この事業の中にすべてのバリアフリー化は含まれていないとのこと、ルナ・ホールにおいては、市の行事でけがをされた方が出るなど、バリアフリーへの対応が完全ではないことは、だれもが感じていることと思います。  性別、年代等々、その人の立場によって求める優先順位も当然違ってきます。衛生観念も人さまざまです。家庭においては当たり前のことでも、公共の場ではそこまで必要とされない、あるいは、財政状況が許さない場合もあります。あるいは、環境への配慮と利便性のどちらかを選ばなくてはならないことも出てきます。ルナ・ホールを利用する、しないにかかわらず、市民の人たちの100%の納得は不可能としても、芦屋市のほかの事業との整合性という意味において、そごがあってはならないと考えます。一部の人、声が大きい人だけではなく、広く利用者の声を聞いていただきたいと願います。
 今回は、バリアフリー化よりも、そして、お隣の市民センターの耐震補強が必要とされているにもかかわらず、そちらよりもルナ・ホールのお手洗い部分について、汚い、暗い、臭いということへの対応以上の全面改修、リニューアルを優先するということをどうぞ忘れないで、よいものをつくっていただきたい。
 山手幹線に関しては、この事業そのものが芦屋市に過ぎたものではないのかという議論は別にして、西宮市も今年度じゅうには工事が終わると聞いています。阪神間の連携という事情を考えても、芦屋市の果たす責任もあります。今回の億単位の増額の原因と分析を進め、これからにつなげていただきたい。
 一点豪華主義的な嫌いのある山手幹線やルナ・ホールの追加予算を含む、この79号議案、平成19年度芦屋市一般会計補正予算(第4号)に反対しなかったことを後悔させないように、よいお仕事へとつなげてください。このことについて、声を大にしてつけ加えさせていただき、賛成の討論といたします。
 御清聴ありがとうございました。