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平成28年9月議会 一般質問
【 平成28年 9月 定例会(第3回)-09月13日-02号 】
(芦屋市HP 芦屋市議会会議録検索 より転載)
◆11番(中島かおり君) =登壇=皆様、本日はようこそ芦屋市議会にお越しくださいました。中島かおりです。
それでは、通告に従いまして、四つの項目について質問を始めてまいります。
最初は、市民の声はどのようにして行政に届くのかです。
公共施設等のマネジメントに関して、市の方針・計画を作成するに当たり、どのように市民の意見や現状を取り入れていくのでしょうか。進捗状況をあわせてお示しいただくと同時に、公共施設等総合管理計画策定支援業務委託の業者さんに、同業務と固定資産台帳整備を委託されておられることから、固定資産台帳整備の進捗状況についても、あわせてお示しください。
西宮市高塚町の開発が進んでいます。芦屋市としての認識はどのようなものでしょうか。工事等については、工事車両が1日100台通過するのではないかとのお話もあり、そうなると往復200台とも言われていますが、その車両が芦屋市を通過せざるを得ないと言われるなど、芦屋市も全く無関係ではないと聞いておりますが、どのようなかかわりがあるのでしょうか、状況をお示しください。
また、先方からの申し入れに対しての結論と、芦屋市に届いている市民の声もあわせてお示しください。
JR芦屋駅南地区のまちづくりを進めるに当たり、地元住民の有志の方から、慎重に進めるよう要望する声が届いているかと思います。市としての見解とどのように受けとめるのかお示しください。
「市民参画の手続の実施予定」というのが公表されています。どのような手続で公表されるのでしょうか。また、さまざまな事情や市民の声・意見によっては、予定どおりにいかない、延期になる、ということもあるのではないでしょうか。
二つ目は、安全・安心なまちづくりについてです。
市民の方から多くのお声が届きます。開森橋については、当初の工事予定よりかなりおくれ、予算も膨らんだことは、これまで議案等でも公開されているところです。この秋まつりに間に合わせたいとの要望もお聞きするところであり、6月の委員会でも時期は何とか間に合いそうとのことでした。しかし、8月、地域にお示しいただいた予定では、さらに工事予定がおくれるものだと捉えましたので、状況をお示しください。
同時に、開森橋バス停の復活についても市民の方からの要望も強く、行政も認識していただいていることと思います。芦屋市をはじめとして阪急バス等関係者の方々で御検討いただいているかと思いますが、バス停についてどのようになるのか、あわせてお示しください。バス停は場所を工夫して復活していただけると考えておいてよろしいでしょうか。
阪急芦屋川駅北側の歩道橋、阪急陸橋ですが、非常に幅も狭く、急な傾斜であることから、通行に危険な箇所であると私自身も感じるところですが、市の認識はいかがでしょうか。
2年ほど前に補修等の対応をいただいたことについては感謝をいたしますが、老朽化やバリアフリー化等の根本的な解決には至りません。
そして、阪急芦屋川駅周辺の開発全体の中での課題であるとの認識は市としてお示しいただいておりますが、この点については第一歩を踏み出していただいていますでしょうか。
開森橋、バス停、陸橋など個別的な要望は市としても認識しておられると思いますが、全体の構想についての認識もお示しください。
第一歩として、地元住民との意見交換や意識調査などを始めていただくことや、次期総合計画や財政計画などに載せていただく方向を検討していただくことは考えられますでしょうか。
三つ目は、市民に喜ばれる庁舎を目指してです。
庁舎周辺整備事業については、これまで議会において御説明をいただいてきたところです。この事業につきましてはどこまでが含まれるのか、お示しください。
また、当初議会にお示しいただいていた部分と、工事予定の延期以外に変更になった部分についてもお示しください。
庁舎周辺整備事業ですが、予算の見込みはどれくらいですか。また分庁舎建てかえについては、土地については補正予算の議案が提案されているところですが、建物の予算はどれくらいを見込んでおられますか。財源についてもあわせてお示しください。
東館庁舎についてお伺いいたします。市民に喜ばれる庁舎になっていますでしょうか。1階の入り口に、待ち合わせをされる方、あるいは用事を済ませて帰られる方が少し立ちどまる、あるいは、座って用事ができるといった配慮ができないでしょうか。
地下の通路ですが、使い方についてはどのような決まりをつくられたのでしょうか。市民センターの渡り廊下のように、市民が使えるスペースなど考えていただくことはできないでしょうか。
四つ目、最後の項目は、雇用における男女共同参画についてです。
新たなハラスメントに関する指針等、また、懲戒処分等の指針の見直しについて進みましたでしょうか。
「セクシャルハラスメント」や「DV」という言葉は随分認知されるようになってきましたが、第4次男女共同参画行動計画策定に当たっては、少し先になりますが、ハラスメントについての記述も見直しを検討すべきではないでしょうか。
以上で、1回目の質問を終わります。ゆっくりとわかりやすい御答弁をお願いいたします。
○副議長(田原俊彦君) 答弁を求めます。
山中市長。
◎市長(山中健君) =登壇=中島かおり議員の御質問にお答えいたします。
初めに、公共施設等のマネジメントにつきましては、本市における公共施設等の基本方針となる「公共施設等総合管理計画」を今年度末に策定する予定としております。今後、行政改革推進懇話会や本年12月に実施予定のパブリックコメントにより、市民等からの御意見をいただき、計画に反映してまいります。
また、固定資産台帳整備の進捗状況は、資産の洗い出しを終え、財務会計システム等との連携の仕組みを構築しつつ、細部の調整を行っているところです。
西宮市高塚町の開発は、本市が西宮市深谷町に所有する阪神水道企業団芦屋調整池敷地に隣接する山林の宅地造成計画について、6月14日に協議申出書の提出を受けたもので、計画では隣接する山林の宅地造成により、高低差が生じるため、申し出者の負担により、本市所有地ののり面の一部も造成し、平たん地にするという内容になっております。
この開発には関係する芦屋・西宮両市民から、自然保護の観点で造成をやめるように申し出が寄せられておりますが、当該のり面は平成元年に土砂崩落が発生し、その後の復旧工事により安定しているものの、土砂災害警戒区域イエローゾーンの指定を受けており、適切に造成工事が施工された場合には、土砂災害の危険性が減少し、指定の解除の可能性があることから、申請者に対して工事の安全性確保や造成後の植栽については、地元住民の意見を反映すること等を指示するとともに、詳細な施工方法等の資料の提出を求め、関係各機関との協議を進めているところです。
JR芦屋駅南地区のまちづくりは、本市の南の玄関口としてふさわしい、また交通の利便性、安全性の高いまちづくりを推進していくため、地元の皆様の御理解と御協力をいただけるよう、丁寧に説明を行ってまいります。
市民参画の手続は、年間の実施予定をまとめ、毎年6月15日号の「広報あしや」、ホームページに掲載しております。各手続とも予定どおり進めるよう努めておりますが、市民の御意見等により、予定していた手続の内容に変更が生じた場合には、ホームページの修正により公表してまいります。
開森橋かけかえ工事の状況としましては、現在、水道管の復旧工事を施工中で、11月初旬の本橋への切りかえを目指して工事を進めております。その後、仮橋を撤去し、周辺整備工事を行い、開森橋バス停留所の再開は平成29年3月を予定しております。
阪急陸橋は幅員、勾配とも立体横断施設に関する基準に適合していますが、利用者が多く相互通行の際には余裕がないことは認識しております。阪急芦屋川駅周辺の一体的なバリアフリー化には、面整備や都市計画道路を含めたまちづくりとしての事業実施が必要であることから、総合計画などで方向性を示すなど、今後に向けて検討すべき課題と考えております。
庁舎の周辺整備では、本庁舎北館前広場、国道43号精道交差点及び公光分庁舎のエレベーターの整備や耐震面で課題のある分庁舎の跡地検討等、阪神芦屋駅・市役所周辺におけるバリアフリー対策を基本とし、また防災機能のさらなる充実に向けて、本庁舎東館の建設に取り組んできたところです。
当初は分庁舎解体後、県道沿いの歩道を拡幅し、また敷地の一部を環境防災緑地として整備し、残地には精道分団詰所の建築等を行う計画でしたが、隣接地を取得できたことから、一体的に分庁舎を建てかえることにより、国道43号沿いに緑地を確保しつつ、ハートフル福祉公社、男女共同参画推進課、男女共同参画センター、人権推進課を配置する計画に変更しようとしたものです。
分庁舎建てかえの予算は、現在、関係各課と仕様等を協議中であり、整備費及び財源は今後算出してまいります。
本庁舎東館は都市建設部、上下水道部を集約することにより、建設工事等の手続に際して、申請者の利便性の向上が図られたものと考えておりますが、3階に設けた市民の休憩談話スペースを現在、臨時福祉給付金の窓口、執務場所として使用していることから、1階玄関ホールにもベンチを設置し、利便性の向上を図ったところです。
また、本庁舎北館への地下通路の一部には、市の事業の広報等の展示スペースを設けておりますが、未利用部分の活用について早急に検討してまいります。
懲戒処分等の指針については、パワーハラスメントとマタニティハラスメントなどを追加し、見直しを行いました。ハラスメント対策の指針は、現在内容を検討しておりますが、男女雇用機会均等法及び育児・介護休業法の改正で、マタニティハラスメント防止措置義務が新設され、厚生労働省から具体的な対応を示した指針が8月に公布されましたので、これらも踏まえた総合的な対策の指針を年内に策定してまいります。
第4次男女共同参画行動計画ウィザス・プランでは、今後のハラスメント対策の推進に向けて見直しを図ってまいります。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) たくさんの項目に誠意を持ってお答えをいただいたことに対しては、ありがとうございます。
庁舎のところなんですけれども、そこから進めてまいりたいと思っております。
先ほど東館庁舎に関しましては、ベンチを設置していただいたということで、通告からきょうの本会議まで2週間ほどありましたが、こんなに早く設置していただけてということで、本来はありがとうございますで終わるべきなんでしょうけれども、これまで要望、指摘、提案させていただく中で、こんなに早く取り組んでいただいたのは初めてだなというぐらい最速だったかなと思っておりまして、決して嫌みではなくて、全てのことをこのようにスピーディーに取り組んでいただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。既に市民の方がベンチを使っておられるのを見て、よかったなと思っております。
通路のことなんですけれども、早急に今後検討ということなんですが、今はもうないんですけれども、少し前に、あれは市の道路の関係ですかね、何か展示みたいなものをしておられて、ああいうのを市の広報的な部分だけではなくて、市民の方が使えるようなものになるといいなというふうに思っておりますので、ぜひその視点で考えていただければと思いますけれども、東館庁舎完成のときに、あそこの部分というのは何もなかったと思うんですが、今は結構ライトみたいなのがついてきれいになったと思うのですが、あの工事というか、あのあたりというのは後づけっぽい事業なんでしょうか。ちなみに予算はどこから来たんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) もともと東館への地下通路につきましては、一定、展示するようなものというのを考えておったんですけれども、御承知のとおり北館から東館につきましては斜路になっておりまして、ちょっと展示するのも難しいようなところがございましたので、現在、東館側の天井が平らになった部分、ここにつきましては議員が先ほどおっしゃいましたように、天井からつり下げることができるような器具を設置いたしまして、照明もつける形にしております。
ただ、やはり通路が長うございますので、殺風景な通路が続くのもいかがなものかというのは以前から考えておりましたところですので、そのあたりにつきましては、今後何らかできないかというところで考えていきたいと思っております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 予算的な部分のお答えが少し具体性がなかったかなと思うのですが、なぜここを聞くかというと、今後そういう取り組みを検討されるときに、どういった取り組みをするのかというときに、多少予算がかかる場合もあるかもしれないので、そのあたりというのはどうなのかなという意味で、ちょっと予算の部分をお聞きしたんですけれども、今後取り組みを検討された中で、予算がネックになってじゃあ次年度とかいうことにはならないと考えておいて大丈夫でしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) あそこの部分だけの予算が幾らかかったのかというのは、ちょっと今、手元に資料がございませんけれども、できるだけ有効な活用ということで考えていきたいと思っておりますので、その辺はやはり幾らかかってもいいということではないですから、その辺の兼ね合いも考えながら有効に活用できる方法を見出していきたいというふうに考えております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ぜひ有効な活用ということと、あとベンチをすぐに置いていただいたみたいに、スピーディーな対応でお願いしたいと思っております。
新しい庁舎の関係、庁舎周辺整備事業についてなんですけれども、ちょうど3年前の総務常任委員会でいろいろと御説明をいただいていて--先ほど松木議員がパネルをきっちり出されておられたので、あんなふうにしたらよかったなと思いながら、なかなかできていないのでお示しをできないんですけれども、こういう形でやりますというような資料をいただいてるんですね。(資料を示す)その中で、御説明をいただいたときには、いろいろと数字的な部分があるんですけれども、そのあたりの数字が動いたというようなことはないんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) 数字的な部分について、どの部分をおっしゃっているのかちょっともう一つ理解をしておりませんけれども、前の総務常任委員会でお示しいたしましたときには、防災環境緑地としまして国へ譲渡する形で国道43号から12.5メーター、この部分については緑地というふうな形で御説明をさせていただいていたと思うんですけれども、今回の分庁舎の建てかえの関係につきましては、12.5メーターも後退という形にはなりませんけれども、面積的には3年前にお示しさせていただきました緑地ぐらいの面積は南側に確保するという方向で現在考えております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) そうすると、12.5メートルのあたりも多少変わってくると。国に売却して残りが648平米になるというような、このあたりも少し変わってくるのかなとも思いますし、ただ、1点確認をしておきたいなと思うのが、このときに、今後の本庁舎北館を何十年か先に建てかえる際の仮設用地としてというようなことで御説明いただいているんですね。この点については、多分大きく変更になるのか、あるいは今後新しく庁舎を建てるというようなお話が先日もあったかと思いますけれども、このあたりの兼ね合いというのはどのように整理をしておられるんでしょうか。私どもとしてはどんなふうに思っておいたらよろしいんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) 本庁舎北館につきましては、今、南北庁舎の改修を行っておりますけれども、この考え方の中でいきますと、北館は建設されましてかなりの年数がたっておりますけれども、あともう15年は今回の改修工事でいけるであろうというふうに考えているところですけれども、その建てかえの際につきましては、やはり本庁舎周辺に庁舎を集めることによりまして、建てかえ時にその辺に分散をいたしまして建てかえ工事を行うことができるのではないかなというふうに考えております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 改修で15年はもつのかなというところで、内容は違うんですけれども、保全計画のあたりでもそんなふうに15年の4サイクルで60年もたせるんだみたいなところをそのとおりされておられるのかなというふうにも思いながら、今後この件については、どれが正しいのかということはないと思いますので、しっかりと見ていきたいなというふうに思っております。
ただ、多分市民の方にとっても、やはり注目すべきことなのかなというふうに思いますので、常に丁寧な対応・説明をしていただきながら、この件は進めていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
次に、ハラスメントの関係なんですけれども、既に前回のときに、マタニティハラスメント指針等の作成につきましては進めてまいりますと前向きなお答えをいただいていたという前提があったのが1点と、先ほど御答弁の中にも入っていましたが、改正男女雇用機会均等法が3月に成立しまして、マタニティハラスメント防止措置義務が新たに加えられていると。厚生労働省からの指針というのも出ていて、それが来年の1月から運用が開始されるに当たってということなので、芦屋市においても既にこれに向けて取り組んでいただけたのかなと思っていたんですけれども、そういう経過もあって、今回取り上げさせていただいた次第です。
既に多少見直しをしていただいたということなんですけれども、9月になってから出していただいたこの指針についても拝見をさせていただきましたが、言葉的な部分ではまだ「その他のハラスメント」というようなくくりになっておりますので、またぜひ国からの指針なども参考にしながらということになるんだと思うんですけれども、取り組んでいただきたいなというふうに思っております。
この女性活躍推進法に基づく特定事業主行動計画策定率が100%になったということと、また見える化サイトというのが国のほうでできていて、さすがに国というのは規模も大きくこういったことができるんだなというふうに感心しながらつい最近拝見をしたところなんですけれども、芦屋市の職員さんの育休取得率、これもそれによると、女性職員さんは今まで100%だったんですけれども、私などがこれまで取り上げてきたときは、男性職員さんはほぼゼロだったので、何とかここに対する対策をというようなことで、これまでもお願いをしてきたところです。
この7月に本市でも5.6%というような数字が出ておりまして、その前後の自治体はまだまだ男性職員さんはゼロというふうになっていたので、こういう一覧になるとなかなかゼロだと嫌だなと思っていた中での5.6%、まだまだ少ないとは思うんですけれども、こういったことになってよかったなというふうに思っておりましたので、ぜひこういったことも含めて、今後前向きに進めていただければいいなというふうに思っております。
国も指針を出されるくらいですから、ハラスメントというのはどういうものかというような意識を熟成させていくということが重要なのかなというふうにも思っております。このあたりの周知をしていかないといけないのかなと思いますが、この点についての研修等々の予定などはおありなんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) ハラスメント関係につきましては、所属長を中心としました研修は定期的に行っているところですけれども、先ほどの議員の質問にありましたハラスメントの対応指針ですけれども、これにつきましては、市長も答弁させていただきましたが、厚生労働省からガイドラインといいますか、提示されておりますので、ことしじゅうに策定をいたしまして来年1月の施行といいますか活用ということで考えております。
もちろん策定できました段階におきましては、それにつきましての研修、これも同時に行っていくということで現在進めているところでございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) それではどうぞよろしくお願いいたします。
では、安全・安心なまちづくりのほうにいきたいと思うんですけれども、開森橋バス停については御努力いただいて、大変感謝を申し上げます。住民の方も大変喜ばれると思います。
場所を移動するに当たって、あそこの場所なんですけれども、多分道路の位置づけということなんだと思うんですが、あれは芦屋市の土地ということでよかったんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 辻都市建設部長。
◎都市建設部長(辻正彦君) 山手夢保育園の北側の土地のことだと思うんですが、あの土地については市の土地でございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) あと、今回の開森橋の予算の中には、そのあたりというのは多分入っていないのではないかなと思いますけれども、予算的なものは大丈夫なのかということと、あと碑の移動の段取りみたいなのというのも必要になってくるのかなというふうに思います。保育所など関係者の方とのお話し合い、調整みたいなものというのは、どうなっているのか。また工事予定などもお示しいただければと思います。
○副議長(田原俊彦君) 辻都市建設部長。
◎都市建設部長(辻正彦君) 今、詳細を詰めておりますが、大きな形では山手夢保育園に御説明をして了解を得ております。
それと若干やっぱり碑が邪魔になってきますので、それについては、詳細の位置というのは今後になると思いますが、西側に移設をしたいなというふうに思っております。
あと、費用については既存の道路課が持っている予算で、予算内で執行したいというふうに思っております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) あと開森橋ですけれども、秋まつりには間に合わないということなんですよね。それについて地域の方とかのお声というのはどうなのか。あと、橋が11月初旬になるというようなことで、仮橋と本橋とのやりとりというのは、また大変になるのかなというふうに思いますが、開通式みたいなものとかはどんなふうになるのか、そのあたりもお聞かせください。
○副議長(田原俊彦君) 辻都市建設部長。
◎都市建設部長(辻正彦君) 11月初旬ごろに開通式ということではなくて、渡り初めという形で企画できないかなということで、今、調整はしております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 渡り初めということで、要するに、秋まつりにはやっぱり間に合わないので、それを代がえするようなことで理解させていただきました。
あと、今回の件なんですけれども、やはり当初の予定よりもどんどん延びてきてしまったと。それに対してはもちろんいろんな事情があったということも承知はするんですけれども、やはり1点、見積もりのこと、あるいは状況のこと、あるいは工事の仕方といったことも含めて、やはり一つの教訓にして、今後このようなことがないようにしていただかないといけないと思うんですけれども、その点を確認させていただきたいと思います。
これ以上、工事は延びないと思っていて大丈夫ですね。私は多分何度も聞かせていただいているんです。公の場でも聞かせていただいてるし、その都度、大丈夫ですというようなことだったと思うのですが、年度内には大丈夫ですね。
○副議長(田原俊彦君) 辻都市建設部長。
◎都市建設部長(辻正彦君) 年度内に仕上げるということで大丈夫です。
それと、今、議員のほうから御指摘いただいたように、いろんな点で問題があったというふうに思いますので、あらゆる角度で検証をして今後につなげていきたいなというふうに思っております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 検証していただいて、今後このようなことがないように、ぜひお願いをしたいと思います。
阪急陸橋のほうなんですけれども、ここもなかなか、認識はしていただいているんだけれども具体的には難しいというようなことなんだと思うんです。芦屋川駅の東側に改札を持ってくるというのは、なかなか難しいのでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 過去に阪急電鉄と東改札口について、協議というか相談をしたというのは私も記憶はあるんですが、今現状そういったことには実現はしていないということになってございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 東側に改札ができると、やはり阪急陸橋を通って、あるいはそこから改札口のほうに行く方というのは、少し減るのかなというふうに思うので、それが解決方法の一つということもあるのかなというふうに思っているんですけれども、そのあたりも全体のバリアフリーということを考えていただく中で、一つの選択肢かなというふうにも思っております。
その阪急陸橋なんですけれども、橋梁の長寿命化計画の中ではいつごろの予定になっておりますでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 辻都市建設部長。
◎都市建設部長(辻正彦君) 平成36年に点検をして、必要であれば修繕を行うという予定にしております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) その場合の点検というのは、今、認識をしていただいている幅が狭いとか、あるいは急であるというようなことが抜本的に解決されるような工事をしていただけるんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 辻都市建設部長。
◎都市建設部長(辻正彦君) 橋梁の長寿命化修繕計画におきましては、基本的に現状のものをいかに長寿命化するかという視点がありますので、かけかえとかいう視点はございません。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 現状のものをというようなことなので、例えば幅を広げていただくとか、あるいは場所的には難しいんでしょうけれども、もうちょっとスロープを緩やかにということは難しいというお答えだったんだと思うんです。補修していただいても、あそこは意外と多くの方が、学生さんなんかも通られるというようなことで、どうしても階段が欠けたりとか、あるいは手すりの部分が危ないといった要望が、住民の方からもお声が届くんですけれども、そのあたり、特に本当に高齢者の方に優しくというようなことで、もう少し何とかならないのかなということで、現状のままだったとしても、さらなる工夫というのをお願いしたいところなんですが、その点は何とかならないでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 辻都市建設部長。
◎都市建設部長(辻正彦君) 一度、状態を詳細に検証させていただいて、高齢者に優しくという御注文をいただきましたので、必要があれば全面的な補修も考えていきたいなというふうに思っております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ぜひ全面的な補修も必要な場合にはやっていただきたいなというふうに思っております。
先ほどから申し上げているみたいに、例えば阪急芦屋川駅東側の改札があったほうがいいのかどうかとか、あるいは全体のバリアフリー、阪急芦屋川駅は、私もずっとあそこを使っていたので、そのころから全然変わらないと。その認識というのは市も持っているというようなことを今回も確認をさせていただいて、それに対して検討していかなくちゃいけない、その必要性というのはおわかりだということなのであれば、せめて一歩踏み込んでいただいているのかなと思って今回質問させていただく中で、一歩踏み込んでいただいてますねとはちょっと言いにくいのかなというようなお答えかなと思ったのですけれども、ぜひこのあたりは、やはりトップの判断として、JR芦屋駅南の再開発も進めながら、またやはり阪急芦屋川駅のバリアフリーというようなことについても、一歩進めていただきたいなと思っているんですけれども、この点はいかがでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 佐藤副市長。
◎副市長(佐藤徳治君) 阪急芦屋川駅周辺の、この陸橋も含めまして、市長答弁の中で面整備とか都市計画道路も含みますので、今後総合計画の中でその方向性を示すことを検討していきたいと。
我々は事業の実施に向けて、さまざまな角度から御説明をさせていただく場合に、基本的には最上位計画である総合計画にそれがうたわれていること。当然のことながらその周辺には阪神間の都市計画マスタープランがあったり、あるいは芦屋市の都市計画マスタープランがあったりいたします。そういったところに逐一手続を整えていった上で、毎年御説明を申し上げている資金計画、収支見込みということにもかかわってまいる大きな事業でございますので、やはり10年、20年のスパンの中で位置づけて、これを具体的、現実的なものにした上で、御説明による合意形成というのを図っていく必要があると思います。
今回御質問の中でいただいていますように、市民意見の集約というのも、そういった確からしい情報のもとで集約する必要があるとも考えておりますので、そこは手続を少しお待ちいただきたいということで、市長答弁をさせていただきました。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 今の御答弁を聞いていると、先ほど一歩踏み出していただいていないのではないかと言ってしまったことを少し訂正させていただきつつ、一歩までは行かなくてもちょっと半歩ぐらいかなと思いつつ、総合計画の中で示すことを検討していきたいということは、やはり私としても大きなことなのだろうなというふうに捉えさせていただきますので、ぜひ示すことを検討した結果、次期総合計画の中で示していただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
住民の方もそれで随分、芦屋市は優しいまちになるねと思う方が多いと思いますので、ぜひ総合計画の中で示すことを検討した結果、それが実現することをお願いしたいと思いますので、私もしっかり見ていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
それでは、高塚町のほうにいきたいと思っております。
この西宮市高塚町の開発についてなんですけれども、確かに高塚山というのは西宮市です。芦屋市ではないんですけれども、そして「高塚の緑を考える会」というのが西宮市のほうでも立ち上がっているんですけれども、芦屋市の住民の方も、ここに入って勉強会を始めておられます。
6月14日に申出書があってというようなことで、いろいろと言っていただいたかと思っておりますが、まず工事車両の件、結局いろいろな工事に入っていかなくてはいけないというようなことで、のり面の工事をしなくてはいけないということで、私も以前にも何回か見に行かせていただく中で、多分この山のところを全部削ってしまうという、高低差がなくなるというようなお答えだったかと思うんです。
ここの工事を、芦屋市が持っている西宮市深谷町の土地--「深谷」とおっしゃったと思うんですけれども、そこの工事をするだけではなくて、高塚山全体の開発をするときにも工事車両の関係もあるかと思うんですけれども、このあたりの工事車両がどうなるのかというような具体的なお話みたいなのというのは、今現在どういうふうになっているんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) 工事説明会では、搬出した土砂を高塚方面に搬出するために、1日100台、往復200台との説明があったというふうには聞いておるんですけれども、具体的なコースとかの説明につきましては、私どものほうでは受けておりません。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) コースの説明を受けておられないということなんですけれども、芦屋市を通るという認識はお持ちでいらっしゃいますか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) 現地は東側には工事車両等は抜けられないという形になっておるようですので、西側、本市側を通っていくということになるということでは認識しております。多分、宮川線あたりも通るかもしれないというふうには思っております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 今、そこのところがやはり通学の関係もありますし、危ないんじゃないかということで、住民の方が少し心配をしておられるという状況があります。
今の段階では確かなことはわからないというようなことだったと思うんですけれども、少なくともおっしゃられたみたいに、東の西宮側のほうに抜けられないようになってるんですよね。通行どめになっているので、どうしても西側に行かざるを得ないんだろうというようなことなんです。
そのあたりの安全性の確保ということについて、車両通行による安全対策などということについては、今後きっちり芦屋市として指導というかやっていっていただけるのか、そこのところは重要かなと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) 開発場所そのものは西宮市域で工事も西宮市ということになりますけれども、当然この計画の中では私どものほうが所有しておるところも造成ということになっておりますので、工事の安全対策とかそういったことについては、当然本市としても意見を申し述べるといいますか、一定指示はさせていただくということになろうかと思います。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ぜひそこのところはとても重要かなと思いますので、よろしくお願いします。
あと、この山を削ってしまうと、その隣に今の段階で示されている開発予定でいくと、多分マンション、集合住宅がどうも建つような感じなんです。そこに集合住宅だろうが戸建てだろうが、今現在、山になっているところに工事をするときもあるし、その後開発された後のことを考えると、水の安全というようなことも考えていかなくてはいけないのかなというふうに思っておりますが、そのあたりの認識というのは大丈夫でしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 古田上下水道部長。
◎上下水道部長(古田晴人君) 水の安全性についてなんですが、隣接地には芦屋調整池がございます。この芦屋調整池というのは約2,000立米の容量の水槽が地下に埋まってございます。水道ですので配管も全て地下に埋まってございますので、工事による影響というのはないものと考えています。
それに加えまして、この芦屋調整池には水質の監視計器が設置されておりますので、色度とか濁度とか残留塩素とかペーハーとか、規定で示されている水質検査を毎日行ってございますので、安全性は確保されていると考えてございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) きっちりと監視をしてくださっているので大丈夫というお答えなんですけれども、今後どういったことがあるかわかりませんので、そのあたりもぜひしっかりと見ていただきたいなというふうに思っております。
先ほどから工事車両については、今の段階で予定も含めてどうなるかわからないというようなことで御答弁をいただいているんですけれども、今後工事が進むのかどうかも含めて、ぜひきっちりと芦屋市としても見ていっていただきたい、かかわっていただきたいなというふうに思っているのと、あと芦屋市の住民の方への丁寧な対応というのも、芦屋市としてもやはり指導というか、求めていただきたいなというふうに思っております。
住民説明会なども予定されているというふうに思っているんですけれども、先方にぜひきっちりとそのあたりを市としてもかかわっていただきたいなと思っておりますが、その点はいかがでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) どのような形で、どういう立場でかかわれるのかなというのがありますけれども、そういう機会がありましたら、かかわってはいきたいというふうに思います。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) そんな優しい感じじゃなくて、しっかりと毅然とした態度でかかわっていただきたいと思っています。
どういうときにというふうにおっしゃられたと思うんですけれども、向こうから申出書というか、こういう工事をさせてほしいというようなことでいろいろと言ってこられているわけですよね。それに対して、「こういうふうにしてください」あるいは「図面を出してください」「こういう工事方法でやりますよ」というようなことで担当課としてかかわっておられるわけですから、そのときにも住民の方に対してもしっかりと説明責任を果たしてほしいということを、その都度都度おっしゃっていただけるようにお願いをしたいと思いますが、大丈夫でしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) もちろん工事等の関係につきまして、近隣住民の方と十分な協議をしていただかないことには始まらないと思いますので、そのあたりについては、後の私どものところも含めて、十分な対応がとれるように、それについては今後も申し出者に対してはお話、指示をさせていただきたいと思います。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ぜひしっかりとそのようにしていただきたいと思っております。
ここの高塚山というのは、随分歴史がある山のようで、古墳もあるそうなんですね。確かに場所自体は西宮市なんですけれども、ここの山の緑がなくなるということに対して、やはり危惧している芦屋市の住民の方もいらっしゃるんですけれども、このあたりの緑を守るということについては、どのような認識でいらっしゃいますか。
○副議長(田原俊彦君) 山口総務部長。
◎総務部長(山口謙次君) 緑を守るという観点でいきますと、自然のあるがままの姿の状態で置くというのが望ましいとは思いますけれども、ただ、ここの部分につきましては、議員も御承知のとおり土砂災害警戒区域に指定されているところでございます。
先ほど冒頭、市長の答弁でも申し上げましたとおり、平成元年に土砂崩れが起こりまして、一応対策工事を行っておりまして、安定している形にはなっておりますけれども、実は過去の記録を見ましたら、昭和42年にも崩落を起こしております。そのときには近隣住民の方から、何らか対応をしてほしいという陳情も寄せられたという記録がございますので、やはりそのままの状態ですと、自然災害の危険性、可能性は残されたままということになってしまいますので、今回造成されましたら、多分指定解除の手続もとられると思いますので、土砂災害の危険性、可能性がなくなるということにはなるのではないかと思っております。
緑の件につきましては、本市の所有地につきましては、造成後、住民の方々の御要望もお聞きして、必ず植栽をするようにということ、これは申しつけておりますので、もとの緑ではないですが、一定緑地は再現できるのではないかというふうに考えております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) またしっかりと今後も見守っていきたいと思っておりますので、ぜひ市としても積極的にかかわっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、JR芦屋駅南地区まちづくり協議会のほうにいきたいと思います。
この件については、説明会も2回開かれたところなんですけれども、反対とされておられる方々は20%ぐらいだ、2割の方々がというようなことで、これまでいろんなところで御説明などもあったかと思いますが、この数というのはそれ以後、変わったのでしょうか、このあたりを教えてください。
○副議長(田原俊彦君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 事業に対する賛成・反対という明確な人数、割合等は、この場での公表というのは控えさえていただくわけですけど、個別でそれぞれのお考え、御事情等をお聞きをして、これまで十分な説明をしてきているところですので、それであってもまだ説明が不十分である、検討を深めるべきであるとの御指摘を頂戴しておりますので、これは重ねて計画検討会を継続してまいりますので、その中で十分な説明等をさせていただきたいと思います。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 最初の1回目の質問で申し上げた少し慎重に進めてほしいというようなものと、多分、今、参事がお答えになられたのと少しかぶるのかなと思います。
いろんな方々がいろんな方法で紙ベースだったり、あるいは口頭でというようなことで聞かれているというのも承知をしていますのであれなんですけれども、この8月に出されたものに関して、どのように返答というか対応されたのか、そのあたりをお聞かせいただけますでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 今、御説明をいただきました8月に出されたものは、私どもが理解しているのは、地元から書面で頂戴した要望書ということだと思います。そのことについては書面をいただきまして、先日、書面にて面談の上、回答をさせていただいたところでございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) それで先方は一定納得されたというふうに思っておられますか。
○副議長(田原俊彦君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 面談の中で、やはり御指摘がありまして、説明が不足をしている。また計画検討をさらに深めるべき、もっと市としての計画検討をして、地元のほうに提案をすべきというような御指摘や御要望を頂戴しております。
それについては、その面談の中でも申し上げましたけど、今後も計画検討会を開催してまいりますので、その中で御意見、御要望はお聞きをして、これまでもしてきているわけですが、さらにそういったことをその場で発言をされて、計画検討を深めるということにしております。
いずれにしましても、地元の皆さんの御理解、御協力がなくては、この事業の推進はなかろうというように思っていますので、丁寧に説明をさせていただきます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) これまでも丁寧に説明をしてきていただいているかとは思うのですけれども、ぜひ御理解をいただけるような、さらなる御努力をお願いをするしか、せざるを得ないというか、ぜひ丁寧な進め方をお願いしたいと思っております。
市としてはJR芦屋駅前のコンセプトと、住民の方の思いがどうしても入れ違ってしまうというところがあって、そういったところで少し丁寧さが欠けるというような部分があるのかなというふうにはお見受けをしますので、ぜひ「急がば回れ」ではありませんけども、住民の方の思いを受けとめていただきつつ、今後も進めていただきたいなというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、公共施設等総合管理計画のほうにいきたいというふうに思います。
これについてなんですけれども、現在進めていただいていて、今後パブコメをすることで市民の方からのお声を担保していくんだというようなお声があったかと思います。その他の計画との関係というのは、今回のこの総合管理計画ではどんなふうになっているんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) 今回策定をしようとしています公共施設等総合管理計画につきましては、いわゆる建築物、それからインフラ等も含めまして、市全体で保有しています資産全体をお示しするとともに、今後、財政状況等も踏まえまして、そういったボリュームに対してどういう方針をつくっていくのかということをお示しするものと考えております。
個別の施設計画との整合性につきましては、今現在つくっております計画との一定整合性を図りながらつくりますが、今後の大きな方針を、今回の総合管理計画の中でお示しをいたしますので、今後策定をしていく個別の計画については、その総合管理計画の大きな方針に沿った計画としていくように整合性を図っていくという考え方でございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) この整合性を図るというのはわかるんですけれども、具体的なところがよくわからないんですね。
例えばなんですけれども、既に公共施設の保全計画ですとか、長寿命化計画、これは下水道とか橋梁とか道路とか公園施設、あるいは市営住宅等ストック総合活用計画とか、あと耐震改修促進計画というのもあるかと思います。既にあるこのあたりの計画と、今回の計画に整合性があるというのはわかるんですよ、でもそれを今回、管理計画をつくるに当たって、もともとあるこの計画をどんなふうに活用というのかな、どういう関係性でつくっていっているのかというのが、今のお答えだけでは全然わからないんです。
これまでの計画というのを、だからどう考えたらいいのかというのが、ちょっと今のではわからないので、もう少し御丁寧にお答えいただければと思います。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) 既に個別の計画で一定この施設について、いつごろ実施をしていくということをお示ししている分は、可能な限りそれは尊重したいというふうに考えております。
ただ、具体的に今後その実施の時期が来た場合に、果たしてそのときの施設の現状等も踏まえまして、また総合管理計画の中で、果たして引き続きその施設を維持していくことが必要かどうかということも改めて検討をした中で、結論をそれぞれの施設に対して出してまいりたいというふうに考えてございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 少し視点を変えたいと思うんですけれども、個別計画は今後策定していくんですか。それぞれの施設で個別計画というのは、総合管理計画をつくられて、その後にどうやら本市における総合管理計画というのは、かなり具体性がないようなものであるというふうにお見受けをしているんですけれども、それを受けてそれぞれの個別計画というのは、きっちりとつくっていかれるんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) 本市の策定予定の総合管理計画の中では、個々具体の施設についての取り扱いまでを触れるつもりはございません。全体としての大きな方向性を示したというふうに考えてございますので、個別の施設につきましては、現在つくっておる個別計画、そういったものを引き続きつくってまいるという考え方でございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 方向性をというようなことだったと思うんです。例えばなんですけれども、今、幼稚園の統廃合とか、あるいは教育委員会のほうで小学校の教室の不足というようなことがありますよね。私としては総合管理計画とかこういった公共施設も含めて保全計画をきっちりとマネジメントされたほうがいいですよというようなものは、これまでもずっと長いこと取り組んできて、ようやくその総合管理計画ができるんだ、よかったなと思ったのが、それによって芦屋市の方向性というものが随分、個別具体的に決まっていくのかなと思ってたんですけれども、どうもそうではないと。
幼稚園の統廃合だったり小学校の教室の不足というようなことは、今現在、教育委員会のほうで判断をしておられるということだと思うんですが、それはそういう認識でよかったでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 岸田管理部長。
◎教育委員会管理部長(岸田太君) 教室の問題でありますとか幼稚園の統廃合については、今、適正規模、適正配置を検討しておりますが、現段階では教育委員会のほうで検討しております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。
そういったことがそれぞれの担当部署で、教育委員会でされておられるので、その総合管理計画との関係というのは、今後どうなっていくのかなというところで、私としては、だからおっしゃられていたみたいに、今後将来に向かって出てくる問題というのもあるかと思うんですけれども、それらを含めたものが、総合管理計画の中で網羅されるのかなと思ったのですが、どうやら違うんですよね。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) もう少し大きな視点で公共施設というものを捉えて、どういう方向性を示していくかというものを策定したいというふうに考えております。
それには先ほど申しましたように、今後の財政的な見通しでありますとか、本市の人口の推移、見込みでありますとか、その人口の中でも人口構成がどうなっていくか、それに伴う市民の利用ニーズということがどう変化していくかということも見通す必要があるのかもしれませんし、そういった大きな流れの中で、今後本市の公共施設がどうあるべきなのかということを示したいというふうに考えてございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 先ほど部長がおっしゃられた人口の関係が出ましたけれども、創生総合戦略でも人口の将来推計というのをしているかと思うのですが、これについては反映したのか、あるいは反映しつつあるのか、その点はいかがでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) 当然、総合管理計画の中ではそういう推移も見通した中で、どうあるべきかということを示したいと考えております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) それと、先ほど見通すことが必要とおっしゃられたと思うんですけれども、そこが、今回の市民の声はどのようにして行政に届くのかということで、総合管理計画を取り上げたところなんですけれども、これをつくるに当たって、今後パブコメをしていくということなんですけれども、見通すためにやはりそれなりに何か意識調査とか、あるいはこの計画をつくるときに市民参画というようなことが考えられなかったのかなというところで、とても残念かなと思ってるんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) 今回の総合管理計画は、大きな社会的な背景を踏まえて、市全体で保有する施設を今後どうしていくかというふうなことを示したいというふうに考えていますので、この段階では特に市民の方から個別の御意見の集約までは考えてございません。
なお、パブリックコメントについては実施をさせていただきたいというふうに思っています。
また、今後その方針に基づきまして、個々個別の施設について、今のありようを仮に変更していくということになった場合については、当然その御利用されている方をはじめとして、いろんな市民の方の御意見を聞きながら進めていく必要があると思っていますので、そういった段階では丁寧に進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) もう少し時間があるので、先ほどのほかの計画との関係をお聞きしたいなと思っておりますが、公共施設の保全計画に対して、いろんな方針とかあるいは計画というのを、これは平成22年につくっておられます。
その中で、現状での問題点や課題というようなところで、保全の状況をしっかりするんだよと、それで将来予測をきっちり見ていく。所管課ごとによる分散管理体制というようなことで、十分にできてないからやっていきましょう、投資の平準化をやっていきましょうということで、平成22年につくられております。
それから、そのあたりの課題--ほかにもいろいろとあるんですけれども、このあたりというのは、平成22年にできてからどのように見直されたというか、進んできたというか、どのように反映して今の状態になっているのかというのは、どのように把握しておられますか。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) 実際にその計画ができて以降については、各施設の改修については、基本的にその計画に沿ってやっていくと。その計画に基づいて実施をしていくということが基本にございますので、財政的にも見通しが立てやすい、資金の計画も立てやすいということがメリットとして生じておると思います。
そういったことを皆様方にもお示しをすることによって、その施設がいつごろどういう工事がされるかということが明らかになることもメリットではないかというふうに思っておりますので、その計画をつくって、今それを踏まえて予算編成等も進めているというような状況でございます。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 予算編成の関係が出てきましたけれども、全庁的に優先順位の整理というようなことでこの中に出てるんですね。それで全庁的な調整というのが、今、企画部長がおっしゃられたみたいに、予算を策定するプロセスに当たって、この保全計画ができてからそのあたりというのは変わっていったというようなことなんでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) まず予算編成を始める前に担当者が集まりまして、この計画をベースにしまして、次年度どういう施設でどういう工事をやっていくかという大枠を決めるという手続を踏まえておりますので、以前とは違ってそういう計画的な進め方ができるようになったというふうに認識をしております。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) それは、では平成22年のこの保全計画ができて以降、そういうふうな予算編成の一つ手続がふえたということで理解をいたしました。よかったと思います。
ただ、先ほど個別的な、具体的なものというのは今後なのでというようなお話が少しあったかと思います。それはやはり芦屋市という自治体は大きな合併をしたわけでもなく、その中でどうしようかというような話なので、やはりある一定、そこの面から見たら、芦屋市というのは恵まれているんだなというふうに思います。
合併をされたところは、本当にこの施設はどうしようか。ここをなくすと言ったら本当に住民の方は大変なので、その賛成と反対の中でどうやっていくんだということでこういう計画をつくられてというようなので、一つの手段として用いていくというところでいくと、やはり違うのかなというふうに思います。
先ほど、市民の声はなかなか聞けていないというようなところだったんですけれども、実際現場では混乱がありました。
平成27年度まちづくり懇談会の集会所の関係での御要望・御質問に対する市民からの回答に、公共施設の保全計画ではどうのこうのというようなことで、この計画を出されました。しかし皆さんは、この計画は何なのだと。「錦の御旗を振りかざす」ように使われても、市民の方には通じません。そして、部長まで現地で話し合いをするというような混乱が生じました。だからこそ今回、計画をつくる段階で市民の声をもう少ししっかり聞いていかないと実現しないのではないかというような証拠になるのかなというふうに思いますので、今回、総合管理計画をつくる段階で少し汗をかいたほうが、後々のためになるのではないかなというようなことで、取り上げさせていただきました。
今後パブコメをされるということなので、ぜひ自治会や、あるいは自治会連合会といった意見募集の際に丁寧な説明・周知というところを、そういった団体にしていくということができるのではないかと思いますけれども、この点は御努力をいただけますでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) できる限り多くの御意見はいただきたいというふうに思っておりますので、どういう手法をとるかというのは検討させていただきたいと思いますが、工夫はしてまいりたいと思います。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 固定資産台帳の関係とか、ちょっともう時間がなくて聞けないんですけれども、業務委託の仕様書の中にも、市民へのわかりやすい計画の提供というようなことで、業者さんにも市民に対してわかりやすい計画となるような内容や表現の面で工夫を図ってくださいというようなことを書いておられるんですね。
なので、ぜひ言われたから計画をつくるんだというのではもったいないと思いますし、また今後、この計画をつくられて、多分この公共施設等の除却にかかる地方債の取扱いですとか、あるいは公共施設最適化事業債とか、こういったものを発行していかれるんだと思いますけれども、ぜひ、まずは市民の人にわかっていただくというような御努力をしていただきたいなというふうに思います。
最後のところが少しわかりにくかったんですけれども、そういったいろいろと、要するにホームページとか、議会に御説明いただくのはあれなんですけれども、ホームページとかだけにとどまらず、もう少し住民の方、あるいは団体のほうへの周知や説明、そういったことをしていただきたいと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
○副議長(田原俊彦君) 稗田企画部長。
◎企画部長(稗田康晴君) 何か工夫はさせていただきたいと思います。
○副議長(田原俊彦君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ぜひ「何か工夫」というところを大変期待をしておりますので、ぜひ積極的に、たくさんの御意見が出るような工夫をお願いしたいと思います。
以上をもちまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。
○副議長(田原俊彦君) 以上で中島かおり議員の一般質問を終了いたします。