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平成30年9月議会 一般質問
【 平成30年 9月 定例会(第4回)-09月12日-02号 】
(芦屋市HP 芦屋市議会会議録検索 より転載)
◆11番(中島かおり君) =登壇=本日は、お時間をいただきましてありがとうございます。
通告に従いまして、5項目について質問を進めてまいります。
朝、市長からもお話がありましたように、本市におきましても高潮等を含め、想定外の被害が起きるなど、台風、大雨、そして地震など、全国において災害が起きています。お亡くなりになられた皆さま方に、謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆様にも心よりお見舞い申し上げます。そして災害対応に当たられた皆様、今なお災害対応に当たられている皆様に、感謝申し上げます。
最初は、教育について。
学校現場における教育については、小学校は2020年4月から、中学校は2021年4月からの学習指導要領への移行に向けて、大きく変わろうとしています。プログラミングが小学校から教えられる、あるいは小学校から外国語教育が充実されるということなどは、ニュース等で取り上げられることもあり、比較的知られているところではないでしょうか。現在は、移行に向けて準備をしておられるところだと思います。さまざまな問題を解決するのに、最も重要なことの一つが教育だと日々感じており、教育現場における御苦労もひとしおだと察するところです。
そこでお伺いいたします。マイナンバー、主権者教育、災害対応を含む防災・安全教育については、どのように準備をし、実践されていくのでしょうか。
英語教育については、資格等についても有益とは考えますが、特色ある取り組みとして、国際バカロレアに手を挙げるお考えはありませんか。
小中一貫教育についても、お考えをお示しください。
時代はアナログからデジタルへの変換が、あちらこちらの場面で見られるところであり、本、読み物、資料もペーパーレス化となることが多いと思われます。しかし、そのような時代だからこそ、子ども向けの新聞が大事ではないかと考えるところです。芦屋市における現状と、なぜ学校により差があるのか。家庭で購読が難しい子どもたちが、学校で読むことができるように、全校配備はできないものでしょうか。お考えをお聞きいたします。
2つ目は、カラス対策についてです。
議長会を初めとして関係者の皆様から要望等をしていただいており、これまでもさまざまな対策を講じていただいていることに感謝するところです。
今回は、2点についてお伺いいたします。
具体的に時期を特定するのは難しいのですが、最近、以前に比べカラス被害がほんの少し減少しているようにも感じますが、どのように分析しておられますでしょうか。
カラスの追い払い機器についてもお伺いいたします。本格導入に向けてテストをしておられました。この機器の効果については、どのようにお考えでしょうか。
また、担当課におかれても、日々出向かれて尽力されていたことは、評価をさせていただくところですが、本格的に導入するに当たっては、ぜひ利用者の皆様の声を入れたもので導入いただきたいのですが、いかがでしょうか。
今後、この機器をどのように活用していかれようとしているのか、予定を含めてお考えをお聞かせください。
3つ目は、空き家対策についてです。
これまでも、取り組みをしていただいているところです。日本の住宅の7軒に1軒は空き家だといわれています。なぜこんなに空き家がふえたのかについては、さまざまな要因が考えられます。そこで改めて、芦屋市における空き家の現状と、空き家についてのお考えをお聞かせください。
そして、空き家をふやさないという、予防という視点も欠かせないのではないかと思うところです。お考えと取り組みについて、お伺いをいたします。
4つ目の項目は、JR芦屋駅南地区再開発に伴う影響についてです。
JR芦屋駅南地区再開発については、委員会でも進捗状況等を御報告いただいているところです。何年も前から、ロータリーは欠かせないと、市としてはロータリーにこだわりを持っておられることも承知をしています。それにあわせて、駅北側のバスの本数を南に持っていきたいと、具体的な数字を示されて、折に触れて発言もしてこられました。
そこでお伺いをいたします。JR芦屋駅南地区再開発に伴う駅北側から南側への、バス本数等の移動については、どのような構想を持っておられますか。
JR芦屋駅の発着が北側から南側に一定数移動するとなると、それに伴って、その先にバス停の移動が必要と予想されるものはどれぐらいか。一定数のバスの本数が駅北側から南側に移動するとして、ロータリーによって方向はどちらにも向くことが可能です。シンプルに交通量がふえることは、容易に想像できます。交通量の増加とともに、それらのバスは具体的にその先はどのように動いていくのか、交通量の増大の影響について、既に不安を感じておられる住民の方もおられます。
JR芦屋駅南地区再開発事業の予定が具体的に見えてきた現段階において、そろそろ芦屋市としてのお考えと、阪急バスの意向等を兼ね合わせた話し合いを、具体的に進めなければならないのではないかと思いますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。具体的にお示しください。
また、JR芦屋駅南側、国道を越えるとその一帯は現在、エリアブランディングとして事業が進行しています。この事業が始まる以前より、地域経済活性化という観点から、あるいはお祭りをさらに盛り上げるという点からも、歩行者天国にしてみてはどうかというアイデアも、時には地域から出ていました。しかし、現在のバス停やバスの路線を考えると、これらが現状のままでは難しいということになり、それらのアイデアは夢でしかありませんでした。
そこでお伺いいたします。歩行者天国を例に挙げるだけではありませんが、市の内部としては、部署をまたがった難しさもおありかと思いますが、点を線につないで面となる取り組みの具体的な事例として、これらの取り組みについて、どのようにお考えでしょうか。交通量の増大に伴って、現在の桜の景観が優先されないということはないでしょうか。
宮塚公園のリニューアルについては、地元の方々を中心に、市民参画で市民の意見を反映して進めてこられたことについては、評価をしていたところです。この延長線ではありませんが、市民の声を聞きながら、バス停の移動や道路等のあり方を含めて、具体的な構想を描くことはできないものでしょうか。これらについても、御見解をお伺いいたします。
最後の項目は、市役所内に障がい者就労支援のスペースを求める、です。
芦屋市立図書館本館の大規模改修工事に伴って、この10月より約半年間の予定で、市役所北館1階の市民課横のスペースに、仮設窓口が設けられます。その後、このスペースはどのように活用されるのでしょうか。
障がい者就労支援という取り組みをされてはいかがでしょうか。市役所内に作業所が存在する市役所、コンビニ、カフェ、あるいは売店など、そのまちごとに取り組みがされていることは、御存じのとおりです。あるいは相談窓口ということも考えられませんか。
ぜひ、障がい者就労支援という取り組みを、できるところから始められてはいかがでしょうか。お考えをお伺いいたします。
以上で、壇上からの質問を終えます。ゆっくりと丁寧な御答弁をお願いいたします。
○副議長(福井美奈子君) 答弁を求めます。
山中市長。
◎市長(山中健君) =登壇=中島かおり議員の御質問にお答えいたします。
初めに、カラス対策の現状は、カラスの活動は広範囲にわたり、その生態にも不明な点が多いことから、個体数の増減も含め、市単位での分析は困難と考えております。これまでも、広域的な生態調査や対策について、県に対して要望してきたところですが、議長からも兵庫県、阪神各議長会を通じて御要望をいただき、その成果として、議長の開会の御挨拶にもありましたように、知事から前向きな御回答をいただけたところです。
追い払い機器は、短期的な実証実験により一定の効果が見込まれたため、導入を検討してまいります。今後も御利用いただく皆様の御意見を反映しながら、長期間の活用に向けた実証実験に、引き続き取り組んでまいります。
次に、空き家の戸数は平成28年度に実施した調査で、戸建てと共同住宅を合わせ、約2,000戸との結果を得た後は、新たに発生しているという認識はございません。
空き家の予防は、住宅都市としての魅力の維持や向上、その発信を通じ、選ばれ、住み続けていただく住環境を実現することが、最善の策と考えておりますが、相談窓口などを通じた住宅所有者への適切なアドバイスや、空き家活用支援事業による利用促進にも、引き続き取り組んでまいります。
次に、JR芦屋駅北側から南側へのバス便数は、1日当たり102便から271便になると想定しております。交通広場の完成後は、駅南側での発着も可能とすることにより、南方面に向かう路面の利便性向上につながるものと考えております。
バス停は、駅南側で1カ所から3カ所に増設を計画していることから、駅北側では減少すると考えておりますが、詳細は今後検討する予定です。
完成後の運行経路や便数についての阪急バスとの協議は、計画が示された段階で実施することとしております。
エリアブランディングは、JR芦屋駅南地区の新たなブランド化との融合も含めた、さまざまな取り組みにまとまりを持たせることや、市民の参画・協働の取り組みを通じて、さらなるにぎわいなど、新たな価値の創出を図るプロジェクトであり、今後も継続してまいります。なお、エリア内の街路景観や通行形態は、地元の皆様の御要望を踏まえ、検討してまいります。
次に、北館1階市民課マイナンバーカード交付受付跡は、大規模改修時に給排水設備を整備したものの、営業時間等の制限があるため、収益事業は難しいと考えております。今後の利用に関しては、市民交流やカフェ等による障がい者就労支援への活用も含め、検討してまいります。
その他の御質問につきましては、教育長からお答え申します。
○副議長(福井美奈子君) 福岡教育長。
◎教育長(福岡憲助君) =登壇=中島かおり議員の御質問にお答えいたします。
主権者教育等の教育内容につきましては、新しく取り入れられる学習活動の導入背景を捉え、既存の教育内容と関連を図りつつ、指導してまいります。
例えば社会科において、マイナンバー制度や国民としての政治への関わり方を学んだり、理科においては自然災害から命を守る方法を学んだりすることで、学習したことが生活につながっていることを実感できるよう、実践してまいります。
また、国際的な視野を持った人材を育成するために、外国語教育においてALTを配置したり、モンテベロ市への海外派遣事業や、芦屋市中学生英語暗唱・スピーチコンテストも実施しておりますので、国際バカロレアの認定を受けるところまでは考えておりません。
小中一貫教育につきましては、中学校合同授業研究会等を通して、小中学校の教職員が意見交換をし、連携を図りながら、学校間の円滑な接続に努めておりますので、現在のところ、小中一貫校の設置までは考えておりません。
子ども向け新聞につきましては、半数以上の学校で定期購入し、図書室等で配置しております。また、保健や図書に関する写真新聞につきましては、多くの学校で購入しており、廊下の壁などに掲示しております。学校で購入する新聞の種類につきましては、学校ごとに指導内容の重点の置き方が異なりますので、一律の配置までは考えておりません。
以上でございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございました。
それでは最初に、障がい者の就労支援の関係からお話をさせていただければというふうに思っております。
なかなか庁舎内の時間ということがあるので、それに合わせてというようなことになるんでしょうけれども、カフェとかというようなことは、多少考えていただけるようなので、ぜひそういったことを視野に入れながらやっていただけたらいいのかなというふうには思っておりますが、何か、先ほどの御答弁よりももう少し先に進んで、具体的なことというのをお聞きできそうでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 稗田総務部長。
◎総務部長(稗田康晴君) 現在のところ、そこのスペースについて具体的にこういう活用をしていくという案を持ち合わせている、現段階においてはそういうことでございますので、また改めて今後庁内の議論なんかも含めて、具体化をしてまいりたいというふうに考えてございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。ただ、障がい者の方の就労支援というようなことを含めた、カフェとおっしゃられたかなとは思うんですけれども、具体的なイメージとしては、呉川町にある福祉センターのような、私としてはそのあたりをちょっとイメージしたんですけれども、そういったものだというようなことでよろしいですか。
○副議長(福井美奈子君) 安達福祉部長。
◎福祉部長(安達昌宏君) 今おっしゃいますように、福祉センターにカフェがあります。それと、芦屋大学内でもカフェがございますので、市役所内には今現在、北館地下の売店横で、2つの事業所が授産品等の販売を行っている、限られたスペースがございます。
具体的にどういう形で進めていくかということは、これからになりますけれども、こちらとしましては、一般就労への意欲が非常に高いと思っておりますので、今後の活用につきましては、芦屋福祉施設の連絡会さんとか、障がい者団体等にも確認しながら、どういう形がいいのかにつきましては、考えてまいります。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。ぜひここの部分、もう約半年後ぐらいには仮設の--これから図書館の窓口ができるわけですけれども、半年後にはその窓口がなくなると、またスペースが空くわけなので、そんなに時間的な余裕というのはないのかなというふうに思いますので、今言っていただいたようなことを、間があまりあかないように進めていただければいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
また、今回は具体的にこのスペースというようなことで、取り組みをされてはいかがですかと提案をさせていただいたんですけれども、今後障がい者の方の就労支援という視点を、ほかでも生かしていただければいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、空き家対策についてにいきたいと思うんですけれども、空き家については平成28年から特に新たに発生はしていないというようなことで捉えておられるということでした。いずれにしても、芦屋においても空き家対策--空き家が存在するというようなことについては、住民の方も含めて認識が広がっていっているのかなというふうに思うところです。
また、多少関係するような民法ですとか、この夏にも改正ということで成立されたりしているところなんですけれども、まず空き家をふやさないということについては、やはり必要だというような認識をお持ちであるというように、先ほどの御答弁を捉えさせていただいたんですけれども、それでよかったでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 家屋自体なんですが、やはり権利関係の変更とかで一時的には空き家という状態にはなるわけなんですが、その後の迅速な対応、これが重要だと私たちは思っていまして、特に空き家の相談窓口を設けて、皆さんとの相談をしていきたいということとともに、今年8月1日から空き家の活用支援事業も始めましたので、そういったこと、いろいろとお問い合わせはいただいております。
どういった空き家が条件になるんだとか、年齢とか、いろんな条件がございますので、そういったお問い合わせにお答えしていく中で、その空き家の活用も、十分に考えていただくような支援というものを、しっかりと進めていきたいということで、予防という立場に立って、これからも取り組みを進めたいというように思っています。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。おっしゃられるように、支援事業もまだ始まったばかりなので、どんなふうに進んでいくのかというのは、また一つ重要な部分かなと思いますし、あとアドバイスというのはもちろん重要なんだと思うんですね。
ただ、今回御答弁の中に特に含まれていなかったのかなというふうには思っているのですが、ヒアリングのときには少しお話もさせていただいたんですけれども、やはりなぜ空き家がふえていくのかといったときに、所有者の方がもともとはいらっしゃったところが、その方がそこに留まることができなくて、空き家になるというような、その場合の原因というのは、もちろん幾つか考えられるわけなんですけれども、今回質問させていただいている担当部署の方とは、また違う部署の視点というのがやはり必要になってくるのかなというふうには思ったりもしているんです。
というのが、空き家対策というか、空き家が出た後に必要になってくるというか、済みません、わかりにくいですね。空き家にならないためには、事前に一つ考えられるというようなことで、やはり相続をどうしていくのかというような視点というのは、重要なんだと思うんですね。それは直接空き家対策とすぐに結びつくのかというと、そうではないかもしれないんですけれども、ちょっと重要な部分なのかなというふうにも思いますので、そういった考え方、視点も視野に入れながら、今後空き家対策ということにも取り組んでいただけたらいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
では次に、カラス対策のほうにいかせていただければというふうに思います。
御答弁にもおありでしたし、開会の御挨拶のときにも議長会からのというようなことで、知事からも一定取り組んでいただけるというようなことがあるというふうに、私も承知をしておりまして、それには期待をするところです。
また、芦屋だけでやっていけるものではないということで、それもカラスが生き物であり、カラスには市の境というようなことはもちろんわからないというか、そういったことを認識しながら、意識しながら普段生活しているとは思えないので、広域的に対応していただくことというのは、とても重要なんだろうなというふうに思いますが、具体的に何か広域でやっていくというような、生態調査みたいなこともおっしゃられていたかなというふうに思いますが、そのあたりは何か具体的なことを今の段階でお示しいただけるのであれば、教えていただければと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 森田市民生活部長。
◎市民生活部長(森田昭弘君) 議長会からの要望に対して、県知事から御回答いただいた内容というのは、開会のときの議長の御挨拶にありましたとおりで、我々もそれ以上の具体的な内容は承知してございません。東京都新宿区の取り組みを参考に、本格的な対策と対処療法を担当課で検討させると、こういうコメントが知事からございましたので、そのとおりと認識してございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) それでは、今後きっとその生態調査を含めてやっていただけるということに、期待をしたいなというところです。
カラスの追い払い機器についてなんですけれども、この点についてもう少しお聞かせいただきたいのですが、本格的な導入についての検討は、これからというようなことだったんですけれども、利用者の方々は、この試験的な試みに対して、追い払い機器についてはどのような御意見というか、評価をしておられるんでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 森田市民生活部長。
◎市民生活部長(森田昭弘君) 試行の範囲では、一定効果があるなと、これはいいねと、じゃあ一度うちの地域でも、というようなお話もあれば、逆にこの追い払い機器自体がうるさいじゃないかということで、ちょっと住宅密集地では使いにくいのではないかという、まあまあ賛否双方ありましたので、これは地域の特性に応じて、使えるところと使いにくいところがあるのかなというふうには、感じております。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) おっしゃられる部分ももっともなのかというふうに思います。一定効果があるという中にも、タカの声が、もう少しいい声があればいいんじゃないかとか、あるいは犬とかほかのいろんな声や音で肝心のタカの声が聞こえてこないというようなところもあるようにも、お聞きをしていますので、そのあたりの工夫というのは、今後カスタマイズされていく中では、取り入れていただける余地はありそうなんでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 森田市民生活部長。
◎市民生活部長(森田昭弘君) そのあたりは市のほうでどこまでできるかというのはございますけども、こういう製品は日々開発されていると思いますので、そういう新たな製品情報を入手して、よりよい物があればこちらも研究して、地域の皆様にも御紹介をさせていただきたいと考えております。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ぜひよろしくお願いいたします。
それで、地域柄にもよるというようなことで、ほかの方々にも迷惑になるのでなかなか貸し出せない地域と、貸し出せそうな地域があるということでしたけれども、一応その対象というようなことでは、全市的に広げていかれるというようなことでよかったでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 森田市民生活部長。
◎市民生活部長(森田昭弘君) 市のほうで購入いたしまして、地域の皆様に貸し出しという形で御提供させていただくことを考えております。貸し出した物を一定期間御利用いただいて、これは効果がある、その地域では使っていけそうだということであれば、その地域で御購入いただければというふうに考えております。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。それぞれの地域でどのように判断されるのかというのもあるかと思いますし、そもそもこの機器がどれぐらいの範囲までを守備範囲とされているのかというのが、ちょっとわからないんですけれども、そのあたりは少しでもカラス対策に寄与できる物であれば、市としても本格導入ということで、していただければいいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは教育についてにいかせていただければというふうに思います。
教育長からも御答弁をいただきましたように、本当に移行についてはもうきっちりと考えていただきながら、御準備をされているんだなというふうには、捉えさせていただきました。
文科省のホームページなんかを拝見すると、新しいプログラムの中には、今までも捉えられているものをさらに発展させていくんだろうなというふうに捉えられるものもあれば、例えばハンセン病のことをちゃんと教えてくださいねですとか、あるいは臓器移植の話なんかが出ていたりする中で、マイナンバーなんかも中学生で教えてくださいというようなことで、教える先生方もなかなか大変でしょうし、教えられる子どもたちも大変なんだな、こんなにたくさんのメニューを知識として得ていかなくちゃいけないんだなというような、そんな捉え方をさせていただいておりました。
結局、それをどう教えていくのかという、先生方の時間との戦いというような部分もおありかなとは思いますし、今後多分、教科書なんかでこういったことの中身というものも、選んでいくことになっていくんだろうなというふうに思うんですけれども、そのあたりはお聞かせいただけそうでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 北尾学校教育部長。
◎学校教育部長(北尾文孝君) 議員に御指摘いただいておりますマイナンバーにつきましても、要は人口のバランスが変わってきて、税をどのように徴収していくのかということの中で、安定した財源を確保していかなくちゃいけないという、今日的な問題があると。
でも、税を集めてみんなの暮らしに使っているということは、昔からの学習内容ですので、そういうことと結びつけて、将来税を負担していく自分としては、どういうふうにしていけばいいのかなということを考えたりとか、そういう場面の中で触れていくものと考えております。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。
本当に多岐にわたる中で、教育委員会も大変なのかなと思うんですけれども、例えば災害対応のあたりも含めると、市区町村による公共施設の整備なんかも教えていくんだみたいなことが書いてあったりすると、もう公立の学校ならではというか、教育委員会の方々だけに限らず、市長部局の皆さんも含めて、公共というような部分を担っておられる方々がたくさんいらっしゃるので、そういったところは連携も含めて事前には深くやっていけるのじゃないのかなというふうに思いながら、このカリキュラムというかメニューというか、内容を拝見したりしていたんです。そういったことも多少、教育委員会だけにとどまらず、市長部局との役割分担とまではいかなくても、少し担ってもらえる部分があるんじゃないのかなというふうに思ったりもしているんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 北尾学校教育部長。
◎学校教育部長(北尾文孝君) 防災教育につきましては、芦屋市は阪神・淡路大震災のあと、1・17の取り組みであるとか、長い時間をかけてやってきております。その中で、市長部局という場合もありますし、地域の方であるとか、ほかの関係されるさまざまな方々に学校に来ていただいて、お話を伺ったりとか、一緒に何かをしたりとかいうようなことで、今までもカリキュラムづくりを、この点についてはしてまいりましたので、引き続き進めてまいりたいと思います。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。
それぞれの学校において、多少違いはあるのかもしれないですけれども、そういったカリキュラムというようなことで、地域の方々だったりほかの方々だったり、あるいは1・17の時にもいろいろな取り組みをしておられることについては、私も承知をしておりますので、そういったことも大切にしながら、それをなくすことなくつないでいきながら、また新しい指導要領に変わられても、そういった今まで大切にしてこられたことについては、語り継いでいただきたいなというふうに私も思っておりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。
ちょっと質問を変えますけれども、国際バカロレアまでは考えておりませんということで、そうなんだろうなというふうに捉えさせていただきました。
なかなか日本の国においても、取り組みが始まったばかりというようなことで、取り組んでおられる学校もまだまだ少ないということですし、2018年までには200校ぐらいというようなことです。
御存じのとおり、ただ、公立の学校ででも手を挙げておられるところもありますので、芦屋の中でも、少しそういう特色ある取り組みとしてどうかなというようなことで、ちょっと今回取り上げさせていただきました。
今後はというか、現在も大学入試に活用されたりですとか、あるいは留学なんかにおいても、多少こういった、基準といったら変なんでしょうかね、こういう取り組みがもう既に進んでいるということですので、先ほど教育長の御答弁にもあったように、芦屋では外国語教育についてはいろいろと、もう既にやっていますというようなことですけれども、それも大切にしながら、また時代が進んでいく中で、新たな挑戦ということで、いつかまた、検討までいかなくても研究というようなことも、進めていただけたらいいのかなというふうには思っておりますので、よろしくお願いいたします。
子ども向け新聞のことなんですけれども、なかなか学校側で差があるけれども、それについては一定の、それぞれの学校の判断があるというようなことで、それも理解をしております。
ただ、子ども向けの新聞を発行している主体が幾つかあると思いますし、また先ほど写真新聞とおっしゃられたかなと思うんですけれども、それらも含めて、そうすると配備されていない学校は1校もないということでよかったでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 北尾学校教育部長。
◎学校教育部長(北尾文孝君) そのとおりでございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 具体的にこの写真新聞というのはどういったことをおっしゃられているんでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 北尾学校教育部長。
◎学校教育部長(北尾文孝君) 写真新聞につきましては、図書であるとか給食であるとか保健であるとか、そういった内容について適宜、壁新聞のような形で写真と記事をあわせて張り出すような形で、送ってきてもらっている物を掲示するというような形態の物でございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 発行はどこがしておられるものなのでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 北尾学校教育部長。
◎学校教育部長(北尾文孝君) ちょっと今手元に正式な名前を持ち合わせていないんですけども、少年新聞社だったか何か、そういうことを専門にやっているところが出している、一般紙を出しているところとは別の、教育にかかわるようなところが出していたというふうに記憶しております。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) その写真新聞なんですけれども、先ほど張っておられるとおっしゃったので、子どもたちの目に触れる機会というのは多いのかなというふうには思いますけれども、子どもたちの反応は、どんな感じなんでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 北尾学校教育部長。
◎学校教育部長(北尾文孝君) 済みません、先ほどのがわかりました。少年写真新聞社というところが提供しております。
子どもたちは、保健であれば保健室であるとか、給食であれば給食を取りに行くとかというときによく目にして、みんなが通るときにそれを読んでいるというような形でございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 再度お聞きして恐縮なんですけれども、写真新聞ということなので、多分写真がメインなんだろうなというふうに思うんですけれども、そういうわけではないんですか。やはり文章も書いてあったりするんでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 北尾学校教育部長。
◎学校教育部長(北尾文孝君) 写真ばかりがあって記事がないというような類いのものではございません。写真はもちろんありますけれども、記事もグラフだとかそういうものも含めて、掲示されているような物でございます。
加えまして、子ども新聞のような物も、購入は半数ほどというふうに答えさせていただいておりますけれども、現在、寄贈本であるとかそういった物については、どの学校にもあるというふうに聞いておりますので、一定の物は学校にそろっているのではないかなと考えております。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 半分は購入しているんだけれども、半分は寄贈で、一応全校ほぼ網羅されているというようなことは、私も事前にお聞きしていたんですけれども、そこのところがよくわかっていなくて、私がなぜ今回この子ども向け新聞を取り上げたのかというのは、一番最初に登壇したときの質問の中でも申し上げたとおりなんです。なかなか目に--やっぱり文章を読んでいくというようなことは、ペーパーレスの時代になっていくからこそ、新聞として読んでいくことって重要なんじゃないですかというようなことと、なかなか新聞を取っていないおうちの子でも、新聞そのものの実物を見るというその重要性と、あと現行の指導要領の中では、新聞をつくっていくというようなところで、小学校の4年生の中で確かカリキュラムというかプログラムが入っているはずですよね。それによって、やはり新聞に触れていく。
新聞だけということではないですけれども、今回は特徴的に新聞ということで取り上げさせていただいているんですけれども、その重要性というのも必要ではないかということで取り上げている中で、半数はちゃんと購読しています、半数は寄付とかというところでいくと、じゃあもともと予算的なものはどうなっているのかなというふうに思うんですけれども、教育費の中で新聞を購読していく、あるいはその予算をとっていくというようなことには、なっていないということなんでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 北尾学校教育部長。
◎学校教育部長(北尾文孝君) 予算の中につきましては、新聞も購読できますし、ほかの物も購入できるような枠の中で、各学校が新聞を購読したりその他の物を購入したりとかして、教育に資する物を購入しているということでございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。
最初に申し上げたみたいに、やはり新聞に触れるということで、学校によって多少差があるということなんですけれども、ぜひ機会の均等という意味でも、少し工夫を今後もしていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
それでは、最後にJR芦屋駅の関係の再質問に移りたいと思います。
最初に、バスの本数の数字が、多少幅を持たせて出てきたかなというふうに思うんですけれども、このあたりは市が考えておられるということでよかったんでしょうか。あともう一度本数を言っていただければありがたいです。
○副議長(福井美奈子君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) バス便の変更なんですが、今、阪急バスさんが運行されている経路、時刻表をもとに、今南のほう、特に芦屋浜営業所、それから総合公園前など、こういったバスは駅の北側から発車をしている。そして阪急芦屋川を通過して、南に行っているという便がございます。こういったものを南側に移すというようなことが主なことでございまして、現在、駅南口は102便のところ、169便がふえて、271便になるということで計画をしてございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。
169というのは以前から出ていた数字と同じだなということで、済みません、再度確認をさせていただきました。
これについての阪急バスさんとの具体的な話し合いについては、多分今後というようなことなんだろうかなとは思うんですが、具体的にこの再開発事業について、平成34年度末を事業施行期間として発表しておられますよね。平成34年度末ということなので、結局はそれまでにバスの便数をどうしていくのかというようなことは、決まっているはずなんだと思うんですよね。そこから逆算すると、やはり具体的な協議というのをしていかないといけないのではないかなというふうに思うんですけれども、まず芦屋市としての意向が169ということで、何年間かにかけて、ずっと言ってこられているその169というのは、そもそも阪急バスさんにはお伝えというか、その点は伝わっているんでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) この事業を計画する当初の段階から、当然阪急バスとは協議をしてございます。
特にこの5月の末に事業認可をいただいた直後から、この事業が本格化するということで、阪急バスにもお伝えをしておりますし、市としての考え方は、こういった考え方ではないかと、市民の利便性、安全性を向上させるためには、こういった便数の変更が一番望ましいのではないかということは、お伝えをしております。
ただ、阪急バスとしては、やはりダイヤ改正というものをされますし、乗降客数の変動、そういったこともいろいろとこれから十分に加味されて検討されるということだと、私たちは認識をしてございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) その最後の、私たちはそう認識していますというところなんですけれども、阪急バスさんはそこまでおっしゃっておられるんですか。今後こういうふうにしていくので、そのときにはまた話し合いましょうというようなことなのか、そこのところがちょっとよくわからなくて、おっしゃられるみたいにダイヤ改正ということももちろんあるでしょう。今の予定でいくと、平成34年度末までには、もうそれがある程度決まっていないと。そもそも私はそう思っているんですけれども、平成34年度末までにそこの事業ができました、その後に考えていくという可能性というのもあるんですか。
○副議長(福井美奈子君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) まず事業期間の終わりなんですけど、平成34年度末というのは再開発事業の事業計画の終期を示しておりまして、この駅前広場その他の公共施設の整備完了時期は、まだ具体的に公表はしてございません。
そして、それを今後新たに設定しようとは思っていますが、当然、駅前広場が供用開始されるまでには、きちんとそういった運行経路、時刻表などが、市内全体が恐らく変わるのではないかというように思っていますので、必ずそういった供用開始前にはわかるものと思っております。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 私が質問した中のことと、ちょっとピンポイントでお答えいただいていないんですけれども。というか、私の理解が悪くて申し訳ないのですが、おっしゃられた駅前広場を含めて、供用開始までにはというところなんですが、その供用開始と--私が先ほど申し上げたこの再開発の事業施行期間というのは平成34年度末で発表しておられますよね。それと、供用開始というのが予定されている、今後新たに設定されるというその時期というのは、その平成34年度末より前なのか後なのか教えていただけますか。
○副議長(福井美奈子君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 当然、再開発ビルのオープン、いわゆる供用開始と駅前広場、またそこにつながる通路など、それから周辺の駅前線、そういった道路の整備も予定していますので、当然全てがセットで同じ日に供用開始されるのが一番望ましいかとは思いますが、通常はよく再開発ビル、建物の供用開始を先にして、その後周辺設備、周辺の道路とかも含めまして、供用が開始される。特に今回、JR芦屋駅の駅舎改良もございますので、そういったとこも十分に含めて考えないと、市民の足、いわゆる乗降するには、非常に困難が伴うことが起こってきますので、それは十分いろんな関係機関と協議の上、調整して決めたいというように思っています。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。なかなかそのあたり、難しいんだろうなというようなことも承知をいたしますが、そんなにむちゃくちゃすごく何年も離れるというようなことにはならないのだろうなぐらいの認識は、させていただきました。
またもとに戻るんですけれども、やはりバスの本数をどうしていくのかというお話、今回の通告の中に入れさせていただいて、最初にもお聞きをさせていただいたみたいに、北から南に変わることによって、変わってきたバスのその先ですよね。その先に、どこに行くのかということに伴う、要するに変更がありますよね。変更がある可能性もあると思うんです。
そのまま、今までのようにJR芦屋駅を通過する、次もじゃあそのままということにはならないんじゃないのかな、あるいはおっしゃられていたみたいに、ダイヤ改正だけにとどまらず、路線の変更ということもあるでしょうということで、今回質問させていただいているんですけれども。
そのあたりをやはり協議をしていくということは、具体的に--そのことについてじゃあいつぐらいには決めていかなくちゃいけないですねとか、あるいは市としてはこう考えているんですけれども、阪急バスさんとしてはどうなっていくんですかというようなことで、やはり具体的な協議というのは必要なんじゃないのかなということで、質問させていただいているんですけれども、その点はいかがでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 阪急バスのバス路線の運行は、国の関係機関との調整もいるということでして、そういったことも含めて、当然、地元自治体とのいろんな協議というものもあろうかと思っています。
そして、周辺への交通量の増大。これはやはり百数十便のバスが南側を通行するということでございますので、周辺は都市計画道路、中央線とか駅前線、川東線、国道2号もあるというような、周辺の道路状況であります。
ただ、利便性が悪くなるとか、安全性が劣るというようなことがないように、十分な対策を施した上で、供用開始に向けて、取り組んでいきたいというような思いではいます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) おっしゃられるみたいに、バスのダイヤ改正だったり、あるいは路線を変えていくというようなことに伴って、やはりいろんな手続が必要になってくるということで、余計に時間がかかるということを考えると、そのあたりも含めてやはり事前の市からの働きかけというのは、働きかけというか、どうですかというようなことを言っていくというのは必要なんだろうなというふうに思いますので、その点についてもお願いをしたいと思います。
それで、今回私がこのことを取り上げた一つには、都市計画、都市開発のほうで今回、再開発というような大きな事業をしておられると。もちろん予算の規模も違いますけれども、そこからの影響としてエリアブランディングだったり景観というようなことで、それぞれの部署にまたがっていて、ただし、やはり芦屋市全体として考えた場合に、そういう一つのそれぞれの部署だけで事業をやりましたということではなくて、連携していくこと、横串を刺してやはりそれぞれが考えていくということが重要なんだろうなというふうに思っております。
エリアブランディングについては、今後も継続していくということだったんですけれども、これは国からの地方創生の関係の交付金というようなことも含めて、今後芦屋市としてどうやっていくのかということも、一つ課題なんだということで、議会の別の場面でそのように市としても表明をしておられるわけです。
その部分と、あるいはインフラの整備と、あと先ほど1回目の質問の中にも入れましたように、桜の景観、桜だけにかかわらず景観の問題というのもあるかと思うんですけれども、このあたりはどんなふうに協議をしていくというか、今回のことに限っても構わないんですけれども、どんなふうにそのあたりを考えていくのかというようなことについては、どのようになっているのか教えていただけますでしょうか。
○副議長(福井美奈子君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 複数の所管による事業の進め方についてのお尋ねだと思うんですが、それぞれの事業の進捗状況については、その都度所管と情報共有を図ってこれまでも進めてきております。
ただ、関係機関との協議とか、そこに時間を要すという場合もありますし、スケジュールの修正ということも出てくるかと思います。またそれぞれで完了年度や着手年度など、そういった違いもあると思うんですけど、それは所管同士で十分調整も図って、責任を持って事業全体としての目標を達成するということに向かって、全体でこれからも取り組んでいくということにしてございます。
それから、桜の景観なんですが、これは恐らく駅前線、国道2号以南の部分を指すというように思いますが、特にこのJR南の開発で桜云々というのは考えておりませんし、この駅南を今後整備する中で、今まさにこの桜通りまでたくさんの来訪者の方がお出でになるというような状況を見ますと、この桜を残す、十分に育成して景観も保って、そこに合わせた形で駅南も整備をするということが、非常に大事だと思っていますので、景観を十分に重視して、道路整備やいろんな周辺整備を図っていくということを考えてございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) 本当に景観も大事にしなきゃいけないし、地域経済の活性化も考えなくちゃいけないし、またエリアとしてのブランドということも考えなくちゃいけないし、またもちろんインフラの整備も大変だしということで、市としてやっていただかなくちゃいけないことが本当にたくさんあって、御苦労もわかるところもありますし、やっぱりそこでそれぞれの部署で、先ほど目標というようなことをおっしゃられましたけども、それがそれぞれで微妙に違っていく可能性もあるので、そこのところはおっしゃられたみたいに、ぜひ調整を図ってやっていただきたいなというふうに思います。
最後にもう1点だけお伺いをしたいのが、都市計画マスタープランの中に、この都市回遊ゾーンということで、このエリアブランディングの部分というのは位置づけられているんですね。そのエリアブランディングとこの都市計画マスタープランにある都市回遊ゾーンというのは、どのあたりでマッチするのか、そこのところを最後にお聞かせいただいておきたいなというふうに思います。
○副議長(福井美奈子君) 山城都市計画・開発事業担当部長。
◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 特に市内の中央地域を指しておりまして、これはJR芦屋駅南から、今桜の話があった駅前線、また西の三八、そして東の宮塚、そういったところから南へは鳴尾御影線に全てタッチしますので、そこから西へと、阪神芦屋駅、この庁舎へというような、こういった回遊性を持たせ、またさらに当然芦屋川という市を代表する景観を持った優れた場所もございますので、そういったことも含めて、このまちの回遊性を感じ取れるようなまちにしていきたいというように思ってございます。
○副議長(福井美奈子君) 中島(か)議員。
◆11番(中島かおり君) ありがとうございます。JR芦屋駅南地区の再開発だけにとどまらず、今本当に部長にもおっしゃっていただいたみたいに、都市回遊を、芦屋のよさを感じられるまちにつながっているんだというようなことを、今までも意識してくださっていたとは思いますけれども、さらなる意識をしていただいて、そこに影響があるんだということも考えながら、事業を進めていただきたいなというふうに思っております。また1回目にも申し上げたとおり、市民の方の声を聞きながら、丁寧に進めていただきたいということで、再度要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。