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令和 2年 7月第350回臨時会(第1日 7月27日)
(兵庫議会HP 兵庫議会会議録 閲覧・検索システム より転載)
◎日程第5
第78号議案
報第4号
○議長(原 テツアキ) 次は、日程第5、第78号議案、報第4号を一括議題といたします。
―中略―
これより上程中の第78号議案、報第4号に対する質疑を行います。
発言は、通告に基づき順次議長より指名いたします。
―中略―
次に、中島かおり議員。
〔中島かおり議員登壇〕
○(中島かおり議員) 芦屋市選出の中島かおりです。
新型コロナウイルス感染症に対峙する全ての皆様に共鳴とお見舞いを申し上げるとともに、新しい日常を支えてくださる全ての皆様に感謝申し上げます。
さて、緊急事態宣言が解除されてから2ヵ月以上が経過し、経済活動の本格的な再開に向けた動きが続いています。3密を避けた新しい日常のもと、売上げ減少やコストの増加を通じて経営にマイナスの影響をもたらしていることが日常となることを感じつつも、決して永遠に続くものではなく、ワクチンなどの有効な治療法が確立されるまでと、何とか歯を食いしばって経済の停滞を持ちこたえようとしている状況があるのではないでしょうか。
このように、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策と経済活動の両立は必ずしも容易とは言えないとしても、自治体の役割はとても大きいものです。
4月補正の段階で、感染拡大防止対策の強化と医療・検査体制の充実、地域産業・県民生活への支援とともに、Welcome to Hyogoキャンペーンの実施を含めた、収束後における地域の元気づくりに26億9,600万円を予算措置され、6月補正を経て7月補正予算案が提案されています。
観光需要喚起策として、Welcome to Hyogoキャンペーンの拡充を今回予算計上されていますが、受入側である県内の旅行事業者や旅館等の宿泊業者に対しても、新しい日常、ひょうごスタイルに適合した経営体制変更への適応支援という意味において、新型コロナウイルス感染症蔓延に備えた新しい観光事業体制への切替えを目指すための支援が必要ではないでしょうか、お伺いいたします。
○議長(原 テツアキ) 井戸知事。
〔井戸知事登壇〕
○知事(井戸敏三) 中島かおり議員のご質問にお答えします。
新型コロナ感染で深刻な打撃を受けた観光産業の回復を図るためには、Welcome to Hyogoキャンペーンなどの振興策に併せて感染防止対策の徹底が不可欠です。このため、業種ごとの感染拡大予防ガイドラインを策定して、コロナ禍における観光客受入に必要な取組を示しております。
観光産業の現場で、これまでに経験のない取組を浸透させるためには、きめの細かな支援が必要です。このために、宿泊施設の感染防止設備の整備を支援するとともに、ソフト面では関西国際大学等と連携した感染防止対策や経営戦略を学ぶWebセミナーの開講にも期待をしております。
こうしたハード・ソフト両面の安心基盤を形成しつつ、兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合と協働でひょうご安心旅の全県統一ロゴマークを制作しました。今後は、ガイドラインを実践する宿泊施設のフロントに設置してもらうことにしております。
また、宿泊先を選ぶ基準の一つとなるよう、キャンペーン対象ツアーの販売サイトにロゴマークを表示するなど、ひょうご安心旅プロモーションを展開していきます。
あわせて、旅行者向けには、自身の体調管理やマスク装着、ソーシャルディスタンスの確保、兵庫県新型コロナ追跡システムの登録など、旅を楽しむ上でのエチケットをひょうご旅スタイルとしてまとめて周知を図ってまいります。
日常生活や経済活動の平常化に向けた先陣的な取組の一つが、観光だと考えています。産学官民が連携して感染防止と観光振興が並び立つ新たなひょうごスタイルの確立に挑んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(原 テツアキ) 中島かおり議員の質疑は終わりました。