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令和 2年 令和元年度決算特別委員会・速報版(第6日10月 9日)

(兵庫議会HP 兵庫議会会議録 閲覧・検索システム より転載)

○委員長(北浜みどり)  おはようございます。ただいまから決算特別委員会を開会いたします。
―中略―
 これより議事に入ります。
 認第1号ないし認第23号を一括議題といたします。
 本日は、産業労働部、労働委員会及び公安委員会の審査を行います。
 まず、産業労働部、労働委員会について審査を行います。
 当該部局にかかる決算概要の説明については、あらかじめその要旨を配付しておりますので、ご了承願います。
 これより質疑に入ります。
 この際、当局に申し上げます。
 答弁は発言の趣旨を的確に捉え、簡明、率直に願います。
 委員の発言は、通告に基づき、委員長より順次指名いたします。
―中略―
○副委員長(栗山雅史)  これより公安委員会の審査を行います。
 当該部局に係る決算概要の説明については、あらかじめその要旨を配付しておりますので、ご了承願います。
 これより質疑に入ります。
 この際、当局に申し上げます。答弁は発言の趣旨を的確に捉え、簡明、率直に願います。
 委員の発言は、通告に基づき委員長より順次指名いたします。
―中略―
○委員長(北浜みどり)  次に、中島かおり委員。

○(中島かおり委員)  芦屋市選出の中島かおりである。通告に従い、警察学校について質問する。
 警察官の第一歩を踏み出すところが警察学校である。県警察のホームページから動画を見ることができ、人は努力で変わることができる、兵庫県警察であなたの大切なものを守りませんかと、学校についてうかがい知ることができ、思わず力が入って見入ってしまった。
 一方、警察学校は非常に厳しい学校だと聞いている。正門のところに訓練交番があり、今は学生が執務時間内だけそこに立つようだが、かつてはここの前を通り、夜遅くまで立っている学生を見るたびに、宝塚音楽学校時代の廊下並びと言われた大変だった経験を重ね合わせ、当時、ここにも夢に向かって頑張っている人たちがいると勇気を頂いたことを思い出す。
 夏祭りや芦屋わがまちクリーン作戦に参加するなど、地元との交流があると聞いているが、卒業後は、私たち県民の安心・安全を守る立派な警察官となっていくことを思うと、地域の皆様に愛され、支えられ見守られて巣立っていってほしいと強く願うところである。
 業務の内容から、全てをオープンにすることは難しいと承知するが、地域とより強固な双方向の関係性を構築するためにも、例えば、公開授業や、県警音楽隊のコンサートを開催し、地元の人も交えた音楽の交流を図るなど、さらに警察学校を地域に開いていく工夫ができないか、所見を伺う。

○警務部長(丸山彰久)  兵庫県警察の警察学校は、昭和27年9月に現在の芦屋市朝日ヶ丘に移転して以来、地域に根づいた施設になっているところである。警察学校の学生と地域住民の融和、交流を図るため、警察学校で年1回開催する学校祭である寮歌祭へ地域の方々を招待し、音楽隊によるミニコンサートなどを楽しんでいただいたり、ボランティアとして、芦屋わがまちクリーン作戦に参加し、住民とともに清掃活動に従事しているほか、高齢者福祉施設訪問により、介護を必要とされる方との接し方を学びつつ、地域住民の方々の協力を得ながら一人前の警察官を育成するカリキュラムなどを行っている。
 昨今の犯罪情勢は、特殊詐欺やサイバー犯罪など複雑かつ巧妙化の一途をたどり、それに伴い警察学校の学生の授業カリキュラムも、犯罪情勢に応じた多岐にわたるものとなっているため、習得すべき知識・技能も増加しているのが現状である。
 委員ご指摘のあった地域住民との交流は、県民の安全・安心を守る警察官を育成する過程において、誇りと使命感を醸成する貴重な経験となることから、今後も、様々な機会を通じて、地域住民との交流に取り組んでまいりたい。

○(中島かおり委員)  認知症高齢者の行方不明事案に対応するため、警察官の皆様も認知症サポーター養成講座を受講される方が多いと聞いているので、警察学校のときから、そういった方々との交流される機会は、とても大事なものと思っている。方向性としては否定をしていないということで理解をした。
 1点、再質問させていただく。オープンキャンパス、また女性限定のオープンキャンパスという取組をしていて、これもとてもよい取組だと評価をさせていただき、ホームページなどでも報告を拝見している。
 例えば、こういうときに地域の方々にももう少し開放できたらと思うが、オープンキャンパスは事前の申込みがあって、ハードルが高いと思うが、その辺りは少し工夫をすることができるのではないかというのが1点と、あと、卒業式などに、地域の方々に参加をお願いすることも一つあるかと思う。
 また、対象としている方々は、地域といってもどのように捉えるかということもあり、例えば、ふだんから地元の警察署の方々と一緒に、防犯の関係で取り組んでおられる方々とか、あるいは友の会の方々などに対しても、少し周知をされてはいかがかと思う。
 私自身も、警察学校の前は何度も通るが、実際、中に入ったことがないから、一歩入るだけで、かなり垣根が取り除かれるというか、親しまれる第一歩になるのかと思う。そういったことについて、見解をお伺いする。

○警務部長(丸山彰久)  警察学校へのご訪問等については、委員ご指摘のとおり、オープンキャンパス等で警察官を志している方々に、一定程度警察学校の様子を知っていただくという取組として、こういったことをやっている。
 一方で、職業学校であり、警察施設の一部でもあるので、多少、人数の制限等もどうして出てくるのではないかと考えている。そういった中で、どこまでできるのか、また今後検討してまいりたいと考えている。

○(中島かおり委員)  ぜひいろんな方向でご検討いただければというふうに思う。
 今回、私がこの問題を取り上げたのは、一つきっかけがあった。それは既にお伝えしている。
 今の時代、SNSなどを媒体として、瞬時に情報が時には一部だけを切り取って、あるいは間違った情報が瞬く間に全世界に広がるというような時代である。全ての人がリテラシーを意識しているわけではないと思う。
 また、我が町の将来の姿、基本構想、ビジョン、総合計画をAIを用いて策定するというような時代でもある。
 コロナによって、デジタル化が加速する時代でもあるが、やはり人とのつながり、そういったものがとても重要であるというふうに思う。
 絆というようなお話もあったが、そういった時代においてもぜひ人とのつながり、コロナの影響によって物理的なつながりというのは今は控えなくてはならないが、やはり心つながりながら、地域の皆様に愛し、愛され、そして親しまれる警察学校を目指し、また日々、県民の皆様の安心・安全を守っていただくようにお願いをして、私の質問を終わらせていただく。ありがとうございました。

○委員長(北浜みどり)  以上で中島委員の質疑は終わりました。