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令和 3年 12月第356回定例会(第5日12月13日)

(兵庫議会HP 兵庫議会会議録 閲覧・検索システム より転載)

○議長(藤本百男)  次に、中島かおり議員。
  〔中島かおり議員登壇〕
○(中島かおり議員)  芦屋市選出の中島かおりです。
 今夏、コロナ肺炎を患い入院となった自身の経験から、コロナ禍における保健所の役割はとてつもなく大きく、また頼もしい存在であると実感するところであり、県民の期待も大きいと感じています。
 保健所への支援体制の強化、3億2,800万円についてお伺いいたします。
 今回の予算案のようなコロナに関連する全国的に実施する事業では、突然の、そして膨大な事務負担の発生やその予算の使途について話題になることがあります。保健所における自己負担額の算定事務の効率化や国への報告事務など保健所業務負担軽減や体制整備を動的に整備し、実効性を高めることが、当該事業に係る保健所機能の充実につながると考えます。
 そのためには、事務処理の電子化を加速させることは重要であり、補正予算で計上予定の全県の保健所の感染情報を共有化するシステムを構築し、県内41市町全ての自治体の情報を一元化することで事務的業務の効率化、簡素化が図られるのではないでしょうか。
 また、業務自体が従前の定型的なものとは異なり、感染状況に応じて激しく変動する内容であることから、人的に保健所の職員に加えて、応援の県職員や会計年度任用職員、民間派遣など、雇用形態等の異なる人たちがその都度のそれぞれの業務に取り組むことになると考えられます。当然雇用形態の異なる人たちの間には、目に目えないバリアのようなものもあろうかと思いますが、それらの方々をまとめる核となる管理者はワンチームとして高品質な業務遂行のため、より有効なコミュニケーションを確立するなどの気配りは重要であると考えています。
 そこで、緊急時に機動的に動ける保健所の体制づくり等について、どのような仕組みや工夫を考えておられるのでしょうか、ご所見をお伺いいたします。
○議長(藤本百男)  入江福祉部長。
  〔入江福祉部長登壇〕
○福祉部長(入江武信)  新型コロナウイルス感染症の感染状況は落ち着きつつありますが、新たな変異株であるオミクロン株の出現など、予断を許さない状況であり、次なる波への備えとしまして、保健所業務が逼迫した経験、教訓を生かし支援体制を強化していくことは重要であると考えております。
 感染拡大時には、民間派遣等を活用した疫学調査の支援を行うとともに、状況に応じて庁内からの保健師、事務職員の応援派遣や元県職員の保健師、潜在看護師等の応援を得るなど、保健所体制の強化を進めております。さらに、機動的な応援体制の構築、応援職員を含めた円滑な業務実施、保健所業務の負担軽減などが必要と考えております。このため、あらかじめ約1,000人の職員に対し疫学調査の研修を行い、感染拡大時に機動的に応援派遣できるよう体制を整えました。また、感染小康期から民間派遣を受け入れることになりまして、一体的な業務体制を整えるとともに、職員派遣時には本庁との連絡調整や応援職員の業務管理を行うリエゾンを配置するなど、円滑な業務執行体制を整備してまいります。
 さらに、所内の感染情報の電子化を進めるとともに、今回の補正予算で、全県で感染情報を共有化できるシステムを構築することになりまして、感染情報の分析業務や国からの照会対応など、保健所業務の負担軽減につながる取組を進めております。
 保健所は、感染症対策の要であることから、感染状況に応じて適切に使命を果たせるよう、機動的な応援体制の構築など、全庁を挙げて体制強化に取り組み、次なる波に備え万全を期してまいりますのでよろしくお願いします。
○議長(藤本百男)  中島かおり議員の質疑は終わりました。